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FXで週明けに窓が開く3つの理由と発生した際のトレード手法

      2018/07/27

FXは世界の為替市場が順番に開くため24時間取引ができますが、土日は例外です。

その影響で週末の値動きは小さくなりやすいですが、何かしらの原因で土日に大きな相場変動があり、月曜日の朝に「窓」が発生する可能性があります。

この記事ではFXの窓についてご説明致しますので、参考にしてください。

FXの窓について

FXをする上で「窓」は重要な点です。

まず「窓」についてご説明致しますので、ご存じでない場合はこちらからご覧ください。

FXの窓とは

FXには「窓」という用語があります。

英語では「GAP(ギャップ)」ともいい、多くのトレーダーの方が意識をする点です。

「窓」とは、チャートの値が飛んで隙間ができた状態のことです。

上方向に開いた窓を「上窓(ギャップアップ)」、下方向に開いた窓を「下窓(ギャップダウン)」といい、各方向に強く相場が動いている状態です。

【上窓】

【下窓】


窓は週明けに多く発生し、金曜日の終値と月曜日の始値の差が最大で「1円」以上も乖離したことがありました。

窓開けと窓埋めとは

窓は「窓開け」や「窓埋め」という状態があります。

まず、「窓開け」についてですが、「窓」が大きく開いた状態を意味します。

チャートが飛んで大きく上下が空白になっている状態ですので、「窓開け」が起きている際には、為替相場レートが大きく変動しております。

次に「窓埋め」についてですが、開いている窓を埋めるようにチャートが変動した状態を意味します。

【上窓の窓埋め】

【下窓の窓埋め】

週明けに始値と終値が乖離する3つの理由

窓は週明けに発生する可能性が高いです。

なぜ週明けに金曜日の終値と月曜日の始値が乖離することがあるのか、ご存知でしょうか?

下記が主に週が明けた際に窓が開きやすい理由となります。

大きな為替の市場は土日にクローズしており、その間に大きな経済変動などが起こることがあるため
為替市場は、多くの市場が土日にはクローズしており、殆どのFX業者で週末に取引ができません。
(お手数をお掛け致しますが、平日の市場オープン時間につきましては、「FXのアメリカ時間などの時間帯別の特徴と為替相場の傾向」の記事、土日の取引につきましては「FXの土日の取引についてと週末にポジションを持ち越すリスク」の記事をご覧ください)
しかし、土日に大きな経済変動やニュースなどがありますと、取引ができないのに一気に値動きして窓が開く可能性があります。
海外FX業者では稀に土日でも取引できるFX口座もありますが(その場合は相対取引(OTC、店頭取引、呑み口座))、国内FXの口座は現時点では取引できるところはありません。
土日にもオープンしている市場があるため
土日には主要市場がクローズしておりますが、イスラム圏の「バーレーン市場」は金曜日が休日で、土日でもオープンしております。
取引量自体は少ないことも多いですが、一部の注文などが殺到すれば、その影響で窓が開く場合があります。
土日にFX取引OKなFX会社は限られておりますし、大きな値動きも多くはありませんが、注意が必要です。
早い時間から取引可能なFX業者があるため
FX業者の取引時間は月曜日の朝7時(サマータイムは1時間早い場合があります)から開始されることが多いのですが、サクソバンク証券などは朝4時(サマータイムは3時)から取引が可能です。
取引開始が早い口座で取引する投資家の方々の影響で、他のFX業者が取引を開始するまでの間に窓が発生する可能性があります。
(各口座の取引時間につきましては、「FXのアメリカ時間などの時間帯別の特徴と為替相場の傾向」の記事にあります「各FX会社の取引時間一覧」の項目をご覧ください)

ロスカットされないための対策

窓は利益確定の絶好の機会ですが、同時にロスカットのリスクも高まります。

金曜日の終値と月曜日の始値が大きく乖離していれば、保有ポジションの利益と含み損も大きく変動します。

含み損が拡大すればロスカットされますので、特に戦略がない場合はポジションを翌週まで維持しないようにすればリスクを抑えられます。

全て決済しておけば、窓の影響は受けません。

証拠金維持率に余裕を持つなどの対策もありますが、以前に最大で「1円」以上価格が変動したこともあります。

資金に余裕があればいいのですが、そうでない方は多めに証拠金を預け入れるのは難しいです。

窓埋め理論について

FXの窓には、「窓埋め理論」が存在します。

この項目では「窓埋め理論」についてご説明致しますので、ご存じでない場合にはこちらもご覧ください。

窓埋め理論とは

窓には、「窓埋め理論」があります。

「月曜日の窓は必ず埋まるもの」という考えが「窓埋め理論」です。

確かに窓が発生した場合、埋まる可能性は高いです。

しかし、必ず窓が埋まるというのには語弊があり、以前にも埋まらなかった窓が実際にあります。

主に窓が開いた後には、「完全に窓が埋まるパターン」、「窓が埋まらず逆方向になるパターン」、「窓が埋まらずレンジ相場となるパターン」の3パターンの動きとなります。

完全に窓が埋まるパターンにつきましては、「窓開けと窓埋めとは」の項目にて記載しておりますので、お手数をお掛け致しますがそちらをご覧ください。

【窓が埋まらず逆方向になるパターン】

【窓が埋まらずレンジ相場となるパターン】

窓埋めが発生する理由

窓は必ず埋まる訳ではありませんが、埋まりやすいというのは事実です。

窓埋めが発生する理由につきましては、下記が挙げられます。

  • 利益が生じたトレーダーの方が利益確定をするため
  • 損失が生じた方は損切りして逆方向のポジションを建てるため
  • 窓を狙ったトレード戦略を行う方がいるため

やはり、窓が発生した場合、利益が生じれば利益確定(指値注文も含む)をする傾向が強いです。

反対に損失が生じた方は、損切りが必要となる可能性が高いです。

損切りをして逆方向にポジションを建てるトレーダーの方が多ければ、その分相場は窓が埋まる方向に向かいます。

また、窓埋め狙いのトレーダーの方もいらっしゃり、そのような方々は新しくポジションを建てます。

戦略にもよりますが、下窓が発生した場合は買いでポジションを建て、上窓が発生した場合は売りでポジションを建てます。

その影響で通貨の価格が変動し、窓埋めになる場合があります。

窓埋めの時間と確率

窓は埋まる可能性が高いですが、必ずという訳ではありません。

多くのトレーダーの方が検証なども行っていらっしゃり、窓埋めの確率について公表されております。

時期や経済状況にもよりますが、窓埋めの検証結果では、「90%」の確率で窓は埋まるという統計があります。

更に、窓が埋まる時間にも確率があり、当日中に埋まる確率は「70%」程度といわれております。

残りの「30%」は当日以外であり、埋まるまで1週間程度かかることもあれば、数ヶ月から数年間かかることもあります。

FXの窓を狙った手法

窓を狙ったトレード手法についてご説明致します。

窓を狙う際には幾つかの手法がありますので、取引スタイルなどに合わせてトレードしてください。

窓埋めトレード手法

窓は金曜日の終値と月曜日の始値が大きく乖離した状態であり、「90%」以上の確率(時期や情勢などで異なります)で埋まります。

ここを利用して利益確定を狙う手法があります。

窓埋め手法について簡単にご説明致しますと、窓の方向とは逆方向にポジションを建てるという方法です。

「上窓」の場合は「売り」、「下窓」の場合は「買い」でポジションを建て、窓埋めが終わった際に決済します。

【上窓のエントリー】

【下窓のエントリー】

窓埋め後を狙うトレード手法

窓が開けば、高確率でそれを埋めるようにレートが動きます。

この性質から窓埋めを狙う投資家の方も多いのですが、窓が埋まった後の為替レートにも特徴があります。

必ずそうなる訳ではないのですが、窓埋め後には再度窓開けした方向へとレートが動きやすい傾向があります。

窓埋め後は再度窓の方向にトレンドが発生しやすく、相場の動きも落ち着きますので、こちらを狙うのも1つの手です。

窓を狙った手法の注意点

窓を狙う投資家の方は多く、FXでも多くのトレーダーの方が意識します。

窓埋めの確率などを見ますと、狙うことで有利に取引できそうですが、実際には思い通りに相場が動かないこともあります。

損失を抑えるには、トレーダーの方のスタイルに合わせてルールを作ることが大切です。

損切りについて決めておくこと

これは窓埋めを狙った手法以外にもいえることですが、損切りのルールを決めておくことが大切です。

窓が発生した後、予想通りに相場が動くとは限りません。

個人差はありますが、窓が始まった時点の値を超えてしまった場合は、損切りをするほうが無難です。

資金に合わせて損切りするpipsを決めておくのもロスカットを防ぐのに有効です。

窓を埋める方向にエントリーし、指値注文(利益確定)や逆指値注文(損切り)を入れておく手法も有名です。

また、利益や損失に関係なく決済する時間を決めておくと、より安全性が増します。

決済する時間にも個人差はありますが、「1~5時間」程度を目安とすることが多いです。

資金やテクニカル分析によって調整し、ルールで決めた時間が経った際には、そこで利益確定や損切りを行います。

エントリーポイントを見極めること

窓埋めを狙う際には、新しくポジションを建てます。

窓は確実に埋まるものではありませんので、エントリーポイントの判断も重要です。

窓は小さなものから大きなものまであり、大きいほうが逆方向への圧力が強い傾向にあります。

窓が「20~80pips」開いた場合はエントリーするなど、ご自身でルールを設定する必要があります。

また、大きく窓が開いた際には、土日に大きな経済変動に関わるニュースなどがなかったかを確認しなくてはいけません。

土日に大きなニュースなどがあった場合、窓が埋まる確率は低いです。

窓の方向にトレンドが動く可能性もあるため、大きな窓でもエントリーは控えるほうが無難です。

スプレッドに注意が必要なこと

月曜日の朝は、スプレッドが拡大しやすいです。

あまりにもスプレッドが広がってしまいますと、窓埋めが成功しても利益確定ができない可能性もあります。

利益確定をするためには、スプレッドが狭い業者を選択することが大切です。

狙う利益とスプレッドの比率を考え、あまりにもスプレッドが広がっている際にはエントリーしないようにしましょう。

各通貨の情報を収集すること

窓を狙う際には、各通貨の情報収集も必要です。

全ての通貨ペアで共通して同じ窓が発生する訳ではなく、各ペアで窓が開く可能性も異なります。

特にこだわりがなく、窓を中心にFXトレードするのであれば、各通貨ペアの窓に意識を向ける必要があります。

月曜日の朝に複数の通貨ペアで窓が発生することもあるため、その点にご注意ください。

指値注文と逆指値注文に注意すること

窓が発生してからポジションを建てる際は、指値注文や逆指値注文を入れることも多いです。

指値注文や逆指値注文を入れることで、効率的に利益確定や損切りを行えます。

指値注文や逆指値注文は窓が発生してからのトレードでは有効ですが、金曜日から持ち越しているポジションは注意が必要です。

指値注文や逆指値注文は、月曜日の朝に窓開けとなった際に約定価格が大きく変わる可能性があります。

約定ルールは各FX業者によって異なり、大きく価格が乖離しても設定した価格で約定する業者もあれば、月曜日のオープンレートで約定する業者も存在します。

窓の方向によっては、指値売り注文・逆指値買い注文は約定されても、指値買い注文・逆指値売り注文は約定されないという場合もあります。

上記と反対の場合もあり、指値注文や逆指値注文を入れて翌週にポジションを持ち越す際にはご注意ください。

まとめ

FXは殆どの業者で土日に取引できず、金曜日の終値と月曜日の始値が大きく乖離することがあります。

その際にはチャートの値が飛んでおり、この状態を「窓」や「窓開け」などといいます。

週明けに窓が開いた際には、90%以上の確率(時期や情勢などによります)で窓埋めが起こります。

窓を狙う手法も存在し、窓埋めと窓埋め後を狙うのがセオリーです。

窓を狙った手法を実践する際には、ご自身で取引に関するルールを決めておくことが大切です。

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