FX初心者の為の入門サイト|エフスぺ

FX初心者が勝つために必要な入門的情報を発信。

*

FXで基本となる3つの注文方法と基本を応用した他の注文方法

      2018/07/27

FX取引では様々な注文が使用できますので、これらを上手く活用しますと、新規注文と決済のタイミングを合わせやすくなります。

この記事では、FX取引時の注文方法についてご説明致します。

FXの利益は注文で成立

FX取引での損益は、「売り」と「買い」の双方が成立した際に決定されます。

取引時の基本的な流れは、主に下記の2パターンとなります。

  • 欲しい通貨を安く買い、レートが上がった際に売る
  • 欲しい通貨を高く売り、レートが下がった際に買う

これらの手順の中で、避けては通れないのが「注文・決済」です。

FXで利益が出るまでの手順

FXでは、主に下記の手順で取引が行われます。

新規注文
為替レートやチャートを確認し、取引したいタイミングとなった時点で、「買い」、又は「売り」の「新規注文(エントリー)」を出します。
注文の約定
注文が成立する状態を「約定」といい、その際に得た外貨の持ち高(残高)は「ポジション」と呼ばれます。
買いで新規注文した際には「買ポジション」、売りで新規注文した場合には「売ポジション」を保有している状態となります。
決済
相場展開から保有ポジションに損益が出た際に、「買ポジション」を売る、又は「売ポジション」を買い戻し、損益を確定する「決済」を行います。

この新規注文~決済を繰り返して、利益を出していくのがFX取引です。

損切りなどの基本の注文方法

FX取引で基本となる注文方法は、主に下記の3パターンとなります。

なお、指値注文や逆指値注文は、「シングルリーブオーダー注文」などと呼ばれるケースもあります。

成行注文

成行注文は、FXで基本となる注文方法です。

成行注文では、現在表示されている為替レートで、買・売の注文ができます。

新規成行注文時に決済の指値注文や逆指値注文を自動的に発注できる「成行プラス注文」が行える場合もあります。

注文と同時にレートが変動してしまうと、変動したレートで約定するという点には注意が必要です。

指値注文(リミット注文)

指値注文では、自分で約定レートを決める必要があり、
買い注文の場合は、現在の為替レートより低い価格を設定し、
売り注文の場合は、現在の為替レートより高い価格を設定し、
指定価格に達した時点で自動的に買・売の注文(利益確定)が行われます。

指値注文では、買いたい、又は売りたいレートを逃さずスムーズに売買できるメリットがありますが、急な相場の暴落・急騰などにより、指定レートよりも有利なレートに変動しても、指定したレートでしか約定されないという注意点もあります。

逆指値注文(ストップ注文)

逆指値注文は、自分で約定レートを決める部分は指値注文と同じですが、
買い注文の場合は、現在の為替レートより高い価格を設定し、
売り注文の場合は、現在の為替レートより低い価格を設定し、
指定価格を超えた時点で自動的に買・売の注文(損切り)が行われます。

ただ、レートが暴落・急騰した際に指定レートを大幅に超えた場合、想定以上の損失となる可能性があります。

自動で注文が行われる応用注文

FXでは、基本の注文方法を応用した自動注文が行える注文方法もあります。

この項目では、FXのトレードの際に自動注文が行える注文方法についてご説明致します。

BID判定買(ASK判定売)逆指値注文

早朝や指標発表時などにスプレッドが拡大してしまいますと、相場のレート自体の流れに大きな変動がない場合でも、拡大したスプレッドの影響でBIDレートとASKレートが急激に増減してしまいます。

そうなりますと、逆指値注文などをしている際に、意図しないタイミングで指定レートに達して逆指値注文が通ってしまう可能性があります。

そのような状況を防止しやすくなるのが、ビッド(アスク)逆指値注文です。

通常、逆指値注文は、買いの場合は「ASKレート」で、売り注文の場合は「BIDレート」でレートを指定します。

ビッド(アスク)逆指値注文では、買い・売り注文の両方でBID(ASK)レートに対して指定を行えます。
(ビッド逆指値注文で買い注文を行う場合は「BID判定買逆指値注文」、アスク逆指値注文で売り注文を行う場合は「ASK判定売逆指値注文」と呼ばれます)

ドテン(途転)注文(リバース注文)

ドテン(途転)注文(リバース注文)とは、買(売)ポジションを決済すると同時に、同じ数量の売(買)ポジション(同一の通貨ペア)を建てる注文方法です。

「買い」から「売り」へポジションを変更する場合は「ドテン売り」、
「売り」から「買い」へポジションを変更する場合は「ドテン買い」
とも呼ばれます。

ドテン注文では、余分な発注証拠金が不要になるというメリットがありますが、誤発注によるリスクが高いというデメリットも存在します。

トレール注文(トレーリングストップ注文)

トレール注文(トレーリングストップ注文)は、逆指値をレートではなく値幅(トレール幅)で設定し、レートの動きに応じて逆指値の指定レートが良い方向へ自動で変動していく注文方法です。

これにより、上昇トレンドが続く間はトレール幅を維持しながら逆指値の指定レートが自動的に良い方向へ修正されていき、その後相場が反転して下落した際には指定レートの変動が停止し、修正されたレートで自然と損切りが行われます。

トレール注文には、「リピートトレール注文」という新規リアルタイム注文と決済トレール注文が組み合わさった注文方法もあります。

リピートトレール注文では、決済トレール注文が約定した際に、注文時に設定された注文有効期限内であれば、自動的にドテンの新規リアルタイム注文と決済トレール注文が繰り返されます。

IFD注文

IFD(IF-DONE・イフダン)注文は、日頃なかなかチャートを見ていられないという方に効果的な注文方法です。

IFD注文では、一度に新規と決済の注文(指値と逆指値の両方を選択できます)を出し、最初の注文が約定した時点で2つめの注文も有効となります。

OCO注文

OCO(オーシーオー)注文は、相場が上がるか下がるか判断が難しい場合などに役立つ注文方法です。

OCO注文では、指値・逆指値、又はトレール注文をセットで発注し、どちらかが約定した時点で片方の注文が自動的にキャンセルされます。

最初に成行で新規注文を行った後に、OCO注文を行える「成行OCO」もあります。

IFO注文(IFD + OCO)

IFO注文(イフダン・オーシーオー)注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。

IFO注文では、新規注文(IFD)を出すと同時に、利益確定注文と損失限定注文の2つ(OCO)を出せます。

トリガー注文

トリガー注文とは、「一定の条件(トリガー価格)を満たした際に指値にする」というような、あるレートに達するまでは注文を待機中にしておきたい状況などに効果的な注文方法です。

通常のトリガー注文は成行で注文が通りますが、指値で注文を行える「トリガ指値」もあります。

また、他通貨トリガー注文では、通貨の相関関係を予想して「A通貨ペアが指定レートになった時点で、B通貨ペアの成行注文を発注する」という注文も行えます。

マーケット(ロット優先)注文

マーケット(ロット優先)注文とは、指定されたロット数が取引可能な場合、現在レートで指値注文を行える注文方法です。

成行注文と異なり、スリッページの設定も行えます。

なお、スリッページが有利なほうへ発生した際には、その価格で注文を約定できます。

連続注文

連続注文とは、指値注文と逆指値注文を連続して発注できる注文方法です。

自動売買ができる注文方法

FX会社によっては、手順に沿って設定をするだけで、自動売買が行えるシステムが存在する場合もあります。

【自動売買ができる注文の例】

  • トラッキングトレード注文
  • iサイクル注文・サイクル2取引
  • オートレール注文(複合注文)
  • ループイフダン
  • リピートイフダン
  • ダブルリピートイフダン
  • トラップリピートイフダン(トラリピ)
  • 連続予約注文

その他の注文方法

FXでは、自動注文に役立つ注文方法の他にも、各用途に応じて便利に使える注文方法があります。

トレーダーの方は、ご自身の状況に合わせて、適切な注文方法を選択することが重要です。

この項目では、FXトレード時に便利な注文方法についてご説明致します。

ストリーミング注文(2ウェイ(2way)プライス注文)

ストリーミング注文は、2ウェイプライス注文や2WAY注文、ライブトレードなどとも呼ばれます。

ストリーミング注文では、取引画面に表示されている2ウェイプライスの為替相場を見ながら、
買い注文を行いたい際には「買値(アスク)」
売り注文を行いたい際には「売値(ビッド)」
クリックして発注を行います。

成行注文ではスリッページが発生してもそのまま注文が約定されますが、ストリーミング注文ではスリッページ幅が設定でき、その範囲を超えるスリッページが発生した際には、注文が自動的にキャンセルされます。

ストリーミング注文には、決済時の対象ポジションが自動的に選択される「ASストリーミング注文」もあります。

【設定できる決済建玉の選択順序】

LIFO順
新しい建玉順
FIFO順
古い建玉順
P/L損順
取引単位当たりの損失額が大きい(利益額が小さい)順
P/L益順
取引単位当たりの利益額が大きい(損失額が小さい)順

様々な決済注文

一括決済(ポジション集計決済)
同一通貨ペアの複数ポジションを成行、指値、逆指値でまとめて決済できる
一括成行決済
同一通貨ペアの複数ポジションを成行でまとめて決済できる
一括買(売)決済
同一通貨ペアの複数の買(売)ポジションを1回の操作でまとめて決済できる
通貨別全決済(通貨毎全決済注文・通貨ペア全決済)
同一通貨ペアの複数ポジションを1回の操作でまとめて決済できる
pip差決済
新規注文と同時に、予め設定したpip差で、自動的に決済注文を登録できる
金額指定全決済
口座全体の利益や損失が予め設定した金額以上になった時点で、その時のレートに関係なく全ての保有ポジションを成行決済できる
時間指定全決済
指定した時間に保有ポジションを全て成行で決済できる
損益(利益)確定一括決済
損益(利益)が出ているポジションを一括決済できる
即時(クイック)決済
指定したポジションを成行にて即時に決済できる
両建決済
両建ポジションを一気に決済できる

時間指定の注文

時間指定系の注文では、指定をした時間に様々な注文を行えます。

【時間指定系の注文の一例】

時間指定成行
時間指定指値
時間指定逆指値
時間指定全決済

ワンクリック注文

ワンクリック注文とは、1回のクリックで新規注文・決済注文ができる注文方法です。

スピード(クイック)注文

スピード(クイック)注文・ハイスピード注文とは、1画面で新規注文・ポジション管理・決済ができる注文方法です。

IOC注文

IOC注文とは、指定した値段かそれよりも有利な値段で、即時に一部、又は全数量を約定させ、成立しなかった注文数量をキャンセルできる条件付注文です。

IOC注文には、「IOC指値注文」と「IOC成行注文」の2つがあり、指値注文、又は成行注文と組み合わせて利用できます。

ノースリッページ注文

ノースリッページ注文とは、一定の保証料(ドル円で1万通貨あたり100円)を支払い、指定レートで確実に決済を行える注文方法です。

ファスト注文

ファスト注文とは、ストリーミング注文に様々な改善が施され(レート配信速度の向上など)、より実勢レートでの取引がしやすくなった注文方法です。

建玉整理

建玉整理とは、同じ通貨ペアの両建時に、同枚数の買建玉と売建玉を相殺して決済する注文です。

トラップ系の注文方法

トラップトレードとは、注文を一度に複数発注し、為替相場に「罠」を仕掛けて、より多くの取引機会を狙う注文方法です。

最安値や最高値にぴったり注文をするよりは損をしてしまいますが、トラップトレードを行いますと、予想を誤った際にも一定数のポジションを持てます。

BID(OFFER)注文

BID(OFFER)注文は、買値(売値)と取引数量を指定し、発注する買い(売り)指値注文です。

各FX会社で選択できる注文の種類

FX取引時の注文方法は、各FX会社で異なるのが一般的です。

この項目では、主なFX会社の注文方法の種類についてご説明致します。

各FX会社の注文方法の一覧

下記は、主なFX会社の注文方法をまとめた画像です。

まとめ

FXでは、主に下記の注文方法を基本として、様々な応用注文が存在します。

  • 成行注文
  • 指値注文
  • 逆指値注文

ご自身のトレードスタイルによって効果的な注文方法は異なりますので、各注文方法を的確に使い分けることが大切です。

 - FXの注文方法