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FXのダブルボトムとヘッドアンドショルダーボトムとは?意味や手法について解説

      2018/07/29

FXには幾つものチャートパターンがあり、その中の1つに「ダブルボトム」と呼ばれるものがあります。

この記事ではFXの「ダブルボトム」について記載しておりますので、参考にしてください。

FXのダブルボトムについて

FXには「ダブルボトム」と呼ばれるチャートパターンがあります。

ダブルボトムは、FX相場の流れを見極める際に重要なパターンとなります。

まず、ダブルボトムとはどういった状態なのかご説明致しますので、参考にしてください。

ダブルボトムとは

FXトレードでは、チャートのパターンを意識しなくてはいけません。

FXには幾つものチャートパターンがありますが、その中に「ダブルボトム(二重底・毛抜き底)」と呼ばれるものがあります。

「ダブルボトム」とは、下降トレンドの安値圏(底値圏)に現れるチャートパターンで、反転パターンになります。

ダブルボトムはダブルトップと反対のパターンで、下降トレンドの終了のサインとなります。
(お手数をお掛け致しますが、ダブルトップにつきましては「FXのダブルトップとヘッドアンドショルダーの意味と手法」の記事をご覧ください)

下記の3種類がダブルボトムの例です。

【安値を切り上げるダブルボトム】

【きれいなW字のダブルボトム】

【安値を切り下げるダブルボトム】


上記のように「W」の形に似たパターンであり、「きれいなW字」ばかりとは限りません。

底となる底値が2つあるという点は共通ですが、それが必ず同じ価格帯であるとは限りません。

また、「トリプルボトム(逆三尊)」と呼ばれるパターンもあり、ダブルボトムと同様に下降トレンドの終了を示唆します。


ダブルボトムにもう1つ谷ができたものがトリプルボトムで、強いトレンド転換のサインとされます。

底となる安値が3つあるという点が、ダブルボトムとは異なります。

見方はダブルボトムと同様です。

ダブルボトムが完成した際の相場

ダブルボトムのパターン完成と相場についてご説明致します。

ダブルボトムが完成しますと、相場が大きく変動する可能性があります。

ダブルボトムのパターン形成が完成する基準につきましては、FXチャートが2つの底を形成した後に、ネックラインを上抜けした場合です。

ネックラインは底を形成した後の高値を結んだラインです。


上図ので2つの底を形成した後にチャートがネックラインを上抜けし、ダブルボトムが完成したことになります。

ダブルボトムの形ができましたら、相場は上昇トレンドの方向へと向かう可能性が高くなります。

ダブルトボトムのネックラインはレジスタンスラインでもありましたが、下図のようにサポートラインに転換する動きになることがあります。


Aの地点(1つ目の底)まで下降し、一度上昇してB地点(ネックライン)まで価格が上に移動します。

その後改めて下降してC地点(2つ目の底)に達し、今度は大きく上昇してD地点を抜けてE地点まで上がり、ネックライン割れを起こします。

もう一度Eの地点から下降しても、F地点(ネックライン)で下降が終わった場合、レジスタンスラインでもあったネックラインは、サポートラインに変わります。

レジスタンスがサポートに転換しますので、「レジサポ転換」となります。

上記の状態はトレンド転換をする可能性がより高まるため、警戒しなくてはいけません。

確実なトレンド転換のサインとは言い切れませんが、新規ポジションを建てたり、決済したりする際にはご注意ください。

トレンド転換の見極めは重要ですので、慎重に分析する必要があります。

FXのヘッドアンドショルダーボトムについて

FXでは「ダブルボトム」の他にもチャートパターンがあります。

ダブルボトムと同じ意味を持ったパターンに「ヘッドアンドショルダーボトム」と呼ばれるものがあり、このFXチャートパターンもトレンドの終了や転換を判断する際に重要です。

まず、ヘッドアンドショルダーボトムとはどういった状態なのかご説明致しますので、参考にしてください。

ヘッドアンドショルダーボトムとは

FXトレードでは、トレンドの終了や転換を予測する必要があります。

「ダブルボトム」もトレンドの終了や転換を示唆するチャートパターンですが、他にも「ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)」と呼ばれるパターンが存在します。

「ヘッドアンドショルダーボトム」とは、ダブルボトムと同様に下降トレンドの安値圏(底値圏)に現れるチャートパターンです。

ヘッドアンドショルダーボトムが出現した場合は、トレンド転換して上昇トレンドとなる可能性があります。

ヘッドアンドショルダーボトムはヘッドアンドショルダーと反対のパターンで、下降トレンド終了のサインといわれます。
(お手数をお掛け致しますが、ヘッドアンドショルダーにつきましては、「FXのダブルトップとヘッドアンドショルダーの意味と手法」の記事をご覧ください)


上図のように、逆さまではありますが人間の形に似ていることから「ヘッド(頭)」、「ショルダー(肩)」という名前がついております。

ダブルボトムとは異なり、谷が3つあるような形が特徴で、中心の頭が左右2つの肩より安値となります。

ヘッドアンドショルダーボトムは3度下値更新をチャレンジしても、更新できなかった状態です。

この状態はダブルボトムよりも底値圏である可能性が高く、より信頼性の高い形といえます。

ヘッドアンドショルダーボトムが完成した際の相場

ヘッドアンドショルダーボトムにも、完成パターンがあります。

完成した際には相場のトレンド方向が変わる可能性がありますので、注意が必要です。

ヘッドアンドショルダーボトムが完成する基準につきましては、FXチャートが3つ目の谷を形成した後に、ネックラインを上抜けした場合です。

ネックラインは肩と頭を形成した後の高値を結んだラインです。


上図のでチャートが3つ目の谷を形成した後にネックラインを上抜けしましたので、ヘッドアンドショルダーボトムが完成したことになります。

ヘッドアンドショルダーボトムの形ができましたら、相場は上昇トレンドの方向へと向かう可能性が高くなります。

ヘッドアンドショルダーボトムのネックラインはレジスタンスラインでもありましたが、下記のようにサポートラインに転換する動きになることがあります。


Aの地点(1つ目のショルダー(肩))まで下降し、上昇してB地点(ネックライン)まで価格が上に移動します。

その後改めて下降してC地点(ヘッド(頭))に達し、また上昇してD地点(ネックライン)まで価格が上に移動します。

その後また改めて下降してE地点(2つ目のショルダー(肩))に達し、今度は大きく上昇してF地点を抜けてG地点まで上がり、ネックライン割れを起こします。

もう一度Gの地点から下降しても、H地点(ネックライン)で下降が終わった場合、レジスタンスラインでもあったネックラインは、サポートラインに変わります。

レジスタンスがサポートに転換しますので、「レジサポ転換」となります。

トレンド転換する可能性が高いため、今後の相場に注意が必要です。

確実な転換とはなりませんが、今後のトレンドの方向を意識しておきましょう。

チャートパターンを意識した手法

ダブルボトムなどが形成された場合、値動きを予想しやすいです。

確実に動く訳ではありませんが、ここを狙うトレード手法も存在し、利益確定をできるチャンスになります。

この項目ではダブルボトムなどが出現した際の手法についてご説明致します。

ネックラインでエントリーする手法

ダブルボトムが出現した場合のエントリータイミングについてご説明致します。

エントリータイミングは主に2つ存在し、ダブルボトムが完成した地点(ネックラインにチャートが接した付近)が1つ目のタイミングです。

利益確定につきましては、底とネックラインの幅と同じくらいの値幅が有力です。


2つの谷を形成した後にネックラインとチャートが接した付近がエントリーポイント(上図「注」のポイント)となり、更に同じ値幅分の利益が出た地点(上図「決」のポイント)が決済ポイントです。

ヘッドアンドショルダーボトムも同様で、パターン完成地点付近でエントリーし、底とネックラインの幅と同程度の値幅のラインが決済ラインとなります。


損切りにつきましては、取引スタイルや資金などにもよりますが、ダブルボトムやヘッドアンドショルダーボトムの底値よりもレートが下がった場合が候補となります。

上図では、下の赤いラインが損切りの目安です。

また、ローソク足の設定につきましては、短期間よりも長期間のほうがだましも少なくなります。

1時間足などでは細かな変動でもダブルボトムが発生しやすく、日足の場合よりも長期的なトレンドの転換点である可能性は低いです。

レジサポ転換でエントリーする手法

ダブルボトムのエントリー手法は、上記以外にもう1つあります。

それが「レジサポ転換」を狙う手法です。

ダブルボトムを形成した後に、ネックラインがレジスタンスラインからサポートラインに変わった際にエントリーします。

利益確定につきましては、前項目と同様で底とネックラインの幅と同じくらいの値幅が有力です。


上図では、ダブルボトムを形成した後に改めてネックラインにチャートが近付き、その後に上昇しております。
(D地点を上抜けたら、ダブルボトムが完成した状態です)

その影響で、ネックラインはB地点ではレジスタンスラインですが、F地点ではサポートラインに変わります。

レジサポ転換しておりますので、F地点でエントリーし、決算ラインはG地点となります。

ヘッドアンドショルダーボトムも同様で、レジサポ転換点でエントリーし、同程度の値幅で決済します。


損切りの目安につきましては、こちらも前項目のトレード手法と同様に、ダブルボトムの底値よりもレートが下がった場合です(上図では下の赤いラインです)。

ローソク足の設定につきましては、この場合も短期間よりも長期間のほうがだましも少なくなります。

スキャルピング手法

ダブルボトムで長期トレンドの転換点を見極めるには、日足などの長期チャートを見るほうが信頼性も高いです。

しかし、より小さな時間足でダブルボトムを狙う手法も存在し、その際はスキャルピングで小さな値幅を狙っていきます。

日足よりも小さな時間足を設定すれば、より多くのダブルボトムが出現し、取引の機会を増やせます。

FXは「フラクタル構造」であり、大きな時間足のチャートとその一部を拡大したチャートは、同じような値動きやチャートパターンである可能性が高いという特徴があります。

日足で下図のようなダブルボトムが出現し、の部分を1時間足に拡大した場合、1時間足でも似たチャートが出現する可能性が高いです。
(下図は上が日足のチャートで、下が日足のの部分を拡大した1時間足のチャートです)


長期的には下降トレンドが続いているチャートでも、その一部を拡大すれば、ダブルボトムが出現していることがあります。

微小な変動であっても利益確定はできますので、そこを狙ってより小さな時間足でスキャルピングしていきます。

利益は少ないですが取引機会が増え、より積極的にダブルボトムを狙えます。

ヘッドアンドショルダーボトムが出現することもありますので、小さい時間足でのトレードも視野に入れると取引の幅が広がります。

まとめ

FXにダブルボトムが出現した際には、トレンド終了や転換する可能性があります。

チャートが「W字」を描くように動いた際には、ダブルボトムが出現したことになります。

重要パターンですので、出現時には見落とさないように注意が必要です。

下降トレンドの終了を示唆するチャートパターンには「トリプルボトム」や「ヘッドアンドショルダーボトム」もあり、どちらもダブルボトムより強いサインといわれます。

ダブルボトムなどを狙う手法もありますので、意識をすることでトレードの幅も広がります。

ダブルボトムなどを狙う場合は、パターン完成地点でエントリーするのか、レジサポ転換地点でエントリーするのか決めなくてはいけません。

信頼性が高いのはレジサポ転換をした地点ですが、ご自身のチャート分析などを踏まえて、有利なほうを選択する必要があります。

スキャルピングをする際には、小さな時間足で出現したダブルボトムなどを狙ってトレードしていきます。

長期的には下降トレンドでも、1分足などでは下降トレンドの中に小さなパターンが出現していることがあり、取引機会を増やせます。

 - FXのチャートパターンと手法