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FXでルーブルの取引ができる4社の取引手数料とスワップポイント

      2018/08/28

FXでは、世界各国の通貨で取引を行えます。

ロシア通貨である「ロシアルーブル(RUB)」もその中の1つです。

この記事では、FXにおけるロシアルーブルの特徴や取引ができるFX会社などについてご説明致します。

ロシアの歴史とルーブルの関係

FXでロシアルーブル(RUB)の取引を行う際には、ロシアで起こった過去の出来事について知っておきますと、レートの変動などに対して理解をしやすくなります。

この項目では、ロシアルーブルに影響を及ぼしたロシアの歴史についてご説明致します。

ロシアの過去から見るルーブル

ロシアでは、過去に「デノミ」が行われました。

なお、デノミとは、本来通貨の単位を表す言葉なのですが、日本語においては「通貨単位を変更する」といった意味で使われます。

デノミが行われますと、その国の通貨単位が見直され、物価の水準なども是正されます。

例えば、円で通貨価値が100分の1となるデノミが行われた場合、1万円札は「100円分の価値」となります。

他の紙幣や硬貨も同様に100分の1の価値となり、それぞれ新しい紙幣や硬貨が発行されます。

その後、一定の期間が設けられ、「旧紙幣・旧硬貨」と「新紙幣・新硬貨」をその期限内に交換しなくてはならなくなります。

交換ができなかった旧紙幣や旧硬貨は、将来的に使えなくなり、全てが新紙幣・新硬貨に移り変わります。

それと同時に物価などもデノミの影響を受け、100分の1の価値となっていきます。

デノミは、主に急激に物価が上昇した場合の対応として実施される場合が多く、インフレを抑制する目的で行われるのが一般的です。

ロシアでは、ソ連時代の1961年と、ロシア危機直前の1998年の2度に渡ってデノミが行われました。

更に、その後の1998年には「アジア通貨危機」が起こり、その影響を受けてロシアは国債の利回りを停止し、デフォルト(債務不履行)を行ったため、国家破産に追い込まれました。

これら一連の歴史により、ロシアルーブルの国際的な信用がなくなり、それに伴い通貨自体の価値も大幅に下がってしまいました。

FXでロシアルーブルの取引

FXは、様々な通貨で取引ができますが、通貨ごとの特徴などを知っておかなくては利益を出し辛くなります。

ロシアルーブル(RUB)にも、様々な特徴がありますので、取引を行う際にはその特徴を意識することが必要です。

ロシアの政策金利

2017年初期のロシアの政策金利は、「10%」程度となっておりましたが、月日とともに低下を始めました。

そのまま金利が元の数値に戻ることなく、2018年03月23日には「7.25%」まで切り下げられました。

その後、2018年7月23日には、政策金利を「7.25%」に据え置くとロシア連邦中央銀行から発表がされました。

以前と比べると金利が下がっているとはいえ、ロシアルーブルは他の通貨と比べても、まだ高金利通貨であると言えます。

FX取引におけるルーブルの特徴

ロシアルーブルは、取引量が少なく流動性が低い通貨です。

信用力も高くないため、FXで取引するにはリスクが高い通貨と言えます。

高金利通貨であるため、スワップポイントが高く設定されているというのも事実ですが、現在はハイリスク・ハイリターンを好む投資家の方以外からは人気がないのが現状です。

ロシアルーブルは、ロシア経済の影響や地政学的リスクによっても変動するため、急に為替レートが変わる可能性もあります。

ロシアは、資源大国であり、石油や天然ガスなどの生産量が世界トップクラスです。

その影響もあり、ロシア経済は原油価格の影響を受けやすく、世界の原油価格の代表的な指標である「WTI」の価格変動は、ロシアルーブルに大きな影響を与える場合が多いです。

実際に過去の為替レートを確認しても、原油価格が下落した際には相場が下がり、高騰した際には相場が上がっているのが分かります。

ロシアルーブルの過去のチャートにつきましては、同ページの「過去のロシアルーブルのレート推移」に記載しておりますので、お手数をお掛け致しますが、そちらをご覧ください。

また、ロシアはインフレ率の変動が大きいという特徴もあります。

「IMF」による2018年4月時点のロシアのインフレ率推計は「2.75%」ですが、過去には多くの期間で「4%」を超える水準となっておりました。

過去のインフレ率とロシアルーブルの為替レートを確認しますと、インフレ率が上昇した際にロシアルーブルが安くなる、或いはロシアルーブルが安くなった際にインフレ率が上昇するという相関性があるのが分かります。

他にもロシアルーブルは米ドル(USD)の値動きにも左右されますので、アメリカの金融政策にも意識が必要です。

ロシアルーブル(RUB)の特徴まとめ】

  • 原油価格が高騰したら相場が上がり、下落したら相場が下がる傾向がある
  • インフレ率と相関性がある
  • 米ドルの値動きに左右されるため、アメリカの金融政策にも注目が必要

FXでロシアルーブルを扱う際には、これらの情報に意識をしておく必要があります。

過去のロシアルーブルのレート推移

下記は、2012年~2016年までの
「米ドル/ロシアルーブル(USD/RUB)」、
「ユーロ/ロシアルーブル(EUR/RUB)」、
「ロシアルーブル/日本円(RUB/JPY)」
のチャートです。
(上段がユーロ/ロシアルーブル、中段が米ドル/ロシアルーブル、ロシアルーブル/日本円です)

(チャート出典はいずれもXE

これらのチャートを確認しますと、いずれも2014年に大きなレート変動が起こっているのが分かります。

実は、2014年はロシアが軍事力を持ってウクライナのクリミア半島を併合した年です。

同年にロシアは欧米から経済制裁を受けた後、相重なって原油価格の下落が始まったため、ロシアルーブルのレートが急落しました。

更に、2015年と2016年は連続してマイナス成長に転落し、ロシアは明らかな景気減退に入っていきました。

近年のロシアルーブル(RUB)のレート推移

下記は、2016年~現在までの
「米ドル/ロシアルーブル(USD/RUB)」、
「ユーロ/ロシアルーブル(EUR/RUB)」、
「ロシアルーブル/日本円(RUB/JPY)」
のチャートです。
(上段が、ユーロ/ロシアルーブル中段が米ドル/ロシアルーブル、ロシアルーブル/日本円です)

(チャート出典はいずれもXE

2015年の終わり頃から2016年の初期にかけて、原油価格が下落しました。

更に中東情勢悪化や中国株の暴落などにより、世界的にリスクオフの流れが強まり、ロシアルーブルのレートは下落の一途を辿り、数多くの主要通貨に対して最安値を更新しました。

その後は、世界的にリスクオフの流れが弱まり、原油価格も安定してきたため、ロシアルーブルのレートも上昇していきました。

そのまま2017年の終わりには勢いを取り戻しましたが、2018年4月にはロシアはアメリカから経済制裁を強められました。

経済制裁を受けた後は、ロシアルーブルのレートは急落しましたが、それ以降は一進一退の値動きとなっております。

現在、原油価格も堅調に推移し、ロシア経済も安定的に推移しております。

今後のロシアルーブルは、原油価格、米国の金融政策の影響で変動する可能性があります。

更に地政学リスクにも意識が必要で、何かしろの出来事により相場が変動する可能性もあります。

ルーブルの取引ができるFX会社

米ドルやユーロ、豪ドルなどといったメジャー通貨は多くのFX会社が取り扱っておりますが、ロシアルーブル(RUB)はそれほど取り扱い会社が多くありません。

マイナー通貨であっても、南アフリカランドやトルコリラなどは取引ができるFX会社も多いですが、ロシアルーブルの取引ができる会社は一部に限られてしまうのが現状です。

この項目では、ロシアルーブルの取引を行えるFX会社についてご説明致します。

ルーブル取り扱いFX会社と通貨ペア

2018年7月現在、国内のFX会社でロシアルーブルの取引を行えるのは、主に下記の「4社」となります。

ロシアルーブルを取り扱っているFX会社
FX会社 取引可能コース 通貨ペアの種類
IG証券 [標準] EUR/RUB
RUB/JPY
USD/RUB
サクソバンク証券 スタンダードコース
FXバニラオプション
EUR/RUB
USD/RUB
アヴァトレード・ジャパン メタトレーダー4 EUR/RUB
USD/RUB
ゲインキャピタル・ジャパン MT4(MetaTrader 4/メタトレーダー4)
ヴァントレ
EUR/RUB
USD/RUB

4社の中で「IG証券」のみが、「ロシアルーブル/日本円(RUB/JPY)」を取引できます。

ルーブルの取引単位と取引手数料

FX取引では、各会社が定めた最低取引単位以上で取引を行う必要があります。

取引の際には、取引手数料が必要となる場合もありますが、多くのFX会社では無料となっているのが通常です。

その代わり、スプレッドという手数料に似た費用が掛かりますので、取引時には意識をしておく必要があります。

下記は、各FX会社のロシアルーブルの最低取引単位、取引手数料、スプレッドをまとめた表です。

各FX会社のロシアルーブルの取引ルール
FX会社 最低取引単位 取引手数料 スプレッド
IG証券 1万通貨 無料 EUR/RUB
最小 : 2000pips
最大 : 5000pips
RUB/JPY
最小 : 2.5pips
最大 : 5pips
USD/RUB
最小 : 1000pips
最大 : 2000pips
サクソバンク証券 5千通貨 無料 EUR/RUB
最小(平均) : 127pips
最大(平均) : 258.8pips
USD/RUB
最小(平均) : 37pips
最大(平均) : 143.9pips
アヴァトレード・
ジャパン
1千通貨 無料 EUR/RUB
0.09 Ruble
USD/RUB
0.075 Ruble
ゲインキャピタル・
ジャパン
1千通貨 無料 取引画面から確認
※2018年7月時点の情報です

ロシアルーブルのスワップポイント

ロシアルーブル(RUB)は、南アフリカランドやトルコリラと同様の高金利通貨です。

近年はロシアの政策金利が切り下げられてきましたので、以前よりは低いスワップポイントとなっております

それでも現段階では、まだ高金利通貨ですので、スワップポイント狙いで取引を行うトレーダの方もいらっしゃいます。

この項目では、各FX会社のロシアルーブルのスワップポイントについてご説明致します。

IG証券

IG証券のロシアルーブル(RUB)のスワップポイントは、下記のようになります。

ロシアルーブルのスワップポイント参考値(1万通貨単位あたり)
通貨ペアの種類 売りスワップ(円) 買いスワップ(円)
EUR/RUB
USD/RUB
取引プラットフォームで確認
RUB/JPY -5 3
※2018年7月20日時点

サクソバンク証券

サクソバンク証券のロシアルーブル(RUB)のスワップポイントは、下記のようになります。

ロシアルーブルのスワップポイント参考値(1万通貨単位あたり)
通貨ペアの種類 売りスワップ(円) 買いスワップ(円)
EUR/RUB 197.77 -323.13
USD/RUB 89.48 -197.33
※2018年7月30日時点

アヴァトレード・ジャパン

アヴァトレード・ジャパンのロシアルーブル(RUB)のスワップポイントは、下記のようになります。

ロシアルーブルのスワップポイント参考値(1万通貨単位あたり)
通貨ペアの種類 売りスワップ(円) 買いスワップ(円)
EUR/RUB 31 -297.2
USD/RUB 31 -226.2
※2018年7月3日時点

ゲインキャピタル・ジャパン

ゲインキャピタル・ジャパンのロシアルーブル(RUB)のスワップポイントは、下記のようになります。

ロシアルーブルのスワップポイント参考値
通貨ペアの種類 売りスワップ(円) 買いスワップ(円)
EUR/RUB 取引システムで確認
※2018年7月27日時点

FXでルーブルを外貨両替する方法

海外旅行などで外貨が必要となった際には、FXで両替を行うという方法もあります。

FX口座を用いての外貨両替は、通常の外貨両替よりも安い手数料で済むケースも多くあります。

詳しいFXで外貨両替を行う際の説明につきましては、お手数をお掛け致しますが、「FXでの外貨両替とは?メリット・デメリットと実際の両替方法」の記事をご覧ください。

ルーブルの外貨両替ができるFX会社

現在、主なFX会社の中で、ロシアルーブル(RUB)の外貨両替を行えるのは「セントラル短資FX」のみとなります。

セントラル短資FXの外貨両替サービスの説明につきましては、お手数をお掛け致しますが、「FXのルピアのレート推移と特徴とは?旅行時の外貨両替も解説」の記事にあります「FX口座を利用しての外貨両替」の項目をご覧ください。

まとめ

ロシアルーブル(RUB)は、高金利通貨ではありますが、流動性と信用力が低いためリスクの高い通貨となります。

現在、ロシアルーブルを取引できる国内FX会社は、主に下記の4社となります。

  • IG証券
  • サクソバンク証券
  • アヴァトレード・ジャパン
  • ゲインキャピタル・ジャパン

ロシアルーブルのスワップポイントは魅力的ではありますが、様々な要因で為替自体のレートが変動しますので、取引の際には注意が必要です。

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