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FXでドンの取引は可能?ベトナムへ投資する際の3つの方法

   

FXで取引ができる通貨ペアは、各FX会社で大きく異なるのが一般的です。

特にマイナー通貨は、一部のFX会社でしか取引ができないケースも多くあります。

ベトナムドンもそのようなマイナー通貨の1つです。

この記事では、FXなどの投資におけるベトナムドンの説明と、外貨両替・海外送金の方法などについてご説明致します。

ベトナムで使われる通貨の特徴

外貨の為替レートは、国の経済状態や政治など様々な要因で変動します。

FXで一定の利益を出すためには、通貨ペアとして選んだ国の状況をある程度把握しておくのも重要です。

この項目では、ベトナムに投資する際に知っておきたい特徴などについてご説明致します。

ベトナム自体の国の特徴

ベトナムは、過去の戦争を乗り越え、現在は成長性の高い国となっております。

「第2の中国」とも呼ばれる発展性は、ベトナムの魅力と言えます。

その他にも、ベトナムには様々な強みが存在します。

【ベトナム経済の特徴】

  • 高い経済成長が維持されている
  • 過度なインフレの縮小がされている
  • 政府による外貨投資政策が活発にされている
  • 若者層が多く今後も安定した成長が見込める
  • 労働コストが中国などのASEAN諸国よりも低い
  • 教育レベルが高く、勤勉で手先が器用と言われる国民性から労働者の質が高い
  • 東南アジアの中央に位置するためASEAN諸国に容易にアクセスができる
  • 原油や天然ガス・銅や石炭などの鋼鉄資源・森林資源・水産資源など天然資源が豊富
  • 道路などといったインフラの需要が活発
  • インフラ設備の影響で不動産の価値が上昇している
  • 政治が安定している
  • リゾート産業が活発
など

ベトナムは国自体が縦に長いため、南北都市を結ぶ交通の整備が必要です。

その影響もあり、交通などのインフラ投資には大きな魅力があります。

ベトナムの通貨単位ドンの特徴

ベトナムで使われている通貨は「ドン」と呼ばれます。

通貨コードは「VND」となっており、この表記で為替取引などが行われます。

ドンの由来は、漢字の「銅」から来ており、1ドンは銅銭1枚分(1ドン=1銅銭)という意味となります。

ベトナムは、80年代半ばから90年代初めにかけて急激なインフレが起こり、通貨の桁数が諸外国より群を抜いて多くなっております。

例えば、ベトナム料理である「フォー」を食べようと考えた場合、ベトナムドンでは「約50,000ドン」もの通貨が必要となりますが、これを日本円に換算しますと「約250円」程度となります。

このような現状から、ベトナムでは金額の大きな紙幣が使われるケースが多く、硬貨や低い金額の紙幣などの流通はほぼありません。

ベトナムドンの紙幣には、主に下記の12種類があります。

  • 100ドン
  • 200ドン
  • 500ドン
  • 1.000ドン
  • 2.000ドン
  • 5.000ドン
  • 10.000ドン
  • 20.000ドン
  • 50.000ドン
  • 100.000ドン
  • 200.000ドン
  • 500.000ドン

ベトナムドンは、上記のように「,(コンマ)」ではなく「.(ピリオド)」で区切ります。

また、10.000ドン以上は下3桁の0を省略して「10」と言ったり、「10k」と言ったりする場合があります。

ベトナムドンと日本円の換算方法

ベトナムドンを日本円に換算する際には、簡単に計算できる計算式が存在します。

ドンの金額が文字などで表示されている環境では、下記の計算方法を用いるのが一般的です。

  1. 金額の下2桁の0を取る(30.000ドンなら「300」となります)
  2. 下2桁を取った数字を2で割る(0を取った数字が300の場合は「約150円」となります)

上記の方法で、ベトナムの紙幣を日本円に換算しますと、金額は下記のようになります。

ベトナムドンを日本円にした場合の概算額
紙幣の種類 日本円換算
100ドン 約0.5円
200ドン 約1円
500ドン 約2.5円
1.000ドン 約5円
2.000ドン 約10円
5.000ドン 約25円
10.000ドン 約50円
20.000ドン 約100円
50.000ドン 約250円
100.000ドン 約500円
200.000ドン 約1,000円
500.000ドン 約2,500円

なお、現地の方と言葉のみで金額のやり取りをする場合には、ベトナムドンの金額を省略して提示される場合があります。

例えば、30.000ドンの支払いが必要である際に、予め下3桁の0を省き、「30ドン」と提示された場合などがその例です。

そのような際には、提示された金額に「5」を掛けるだけで、日本円の概算を計算できます。

ただ、これらの方法は、あくまで概算を計算する方法ですので、正確な金額はその都度の為替レートを確認して計算を行う必要があります。

ベトナムドンを取引できるFX会社

FXでベトナムドンを取引するためには、ベトナムドンに対応している会社でFX口座を開設する必要があります。

この項目では、ベトナムドンの取引を行えるFX会社の有無についてご説明致します。

ドンの通貨を取り扱っているFX会社

現在、ベトナムドンは世界的に流通性が低い通貨です。

実際に、多くのFXトレーダーは、ベトナムドンの取引を行っておりません。

そのような現状から、日本国内のFX会社で、ベトナムドンの取引を行える会社はありません。

海外FXでも、ベトナムドンを取り扱っている会社はそう多くないのが実情です。

ベトナムに投資する方法

FXではベトナムに投資ができないため、投資を行いたい方は他の投資法を選択する必要があります。

現在、ベトナム投資では、主に下記の3つの方法を選択できます。

上記の投資法の説明につきましては、下記でご説明致します。

個別株式

ベトナム株などの個別株式は、日本国内の証券会社でも取引ができます。

【ベトナム株を取り扱っている会社の一例】

  • SBI証券
  • ニュース証券
  • 岩井コスモ証券
  • キャピタル・パートナーズ証券
  • 日本アジア証券
  • アイザワ証券
など

ベトナムは、経済成長が著しく、2017年には株式が大幅高騰した時期もありました。

2018年の頭には相場が下落を始めており、投資判断が難しくなってきましたので、投資の際には十分な注意が必要です。

投資信託

ベトナムへ投資する際には、「投資信託」を選択する方法もあります。

投資信託では、自分で投資判断や運用を行う必要がないため、知識がない状態でもすぐに投資を始められます。

ETF

ベトナム投資には、「ETF」を選択するという方法もあります。

ただ、ベトナム株は、外国人投資家に対して規制が設けられており、外国人保有枠に上限が設定されているのが現状です。

銘柄によって上限は異なりますが、外国人は最大で49%までしかベトナム株を購入できません。

規制の上限に達しますと、日本人などの外国人投資家は株式の買い増しをできなくなります。

その影響で、現在のヴァンエック・ベクトル・ベトナムETFには、下記のような大手企業が組み込まれておりません。

  • ミリタリー商業銀行(ベトナム株式市場の時価総額第1位)
  • ペトロベトナムガス(ベトナム株式市場の時価総額第2位)
  • FPT(最大手のIT企業)

このような背景から、「ベトナム株価指数」と「ヴァンエック・ベクトル・ベトナムETF」では、大きな乖離が見られるケースも多くあります。

ベトナム株価指数がプラスの際に、ETFがマイナスになるケースもあります。

ベトナムへETFで投資をする際には、このような状況を把握し、適切な投資判断をすることが大切です。

ベトナムと仮想通貨の関係性

ビットコインなどは仮想の通貨であり、日本円や米ドルのように、日々その価値が変動します。

その影響で、ビットコインの売買を行い、資産運用を行っているという方も存在します。

ビットコイン価格を意識して売買を行うという点で、FXと似ている部分も多いです。

現在のベトナムでは、このような仮想通貨関連の取引が全面的に禁止されております。

なぜ、ベトナムで仮想通貨関連の取引を行えなくなってしまったのかにつきましては、下記で詳しくご説明致します。

ベトナムで仮想通貨が禁止された訳

2018年4月に、ベトナム南部のホーチミン市当局から衝撃的なニュースが発表されました。

それは、仮想通貨の投資に関して、億単位規模の巨額詐欺が行われた疑いがあるという内容でした。

日本国内でもビットコインに関する巨額の詐欺事件が起きており、ベトナムや日本以外でも、世界中で仮想通貨関連の詐欺やハッキング事件が多発しております。

ベトナム政府は、仮想通貨の投資や取引によって金融面や国内の社会秩序に危険を及ぼしかねないと判断し、全面的に仮想通貨の取引を禁止しました。

その影響で、ベトナムで仮想通貨関連の取引ができなくなり、取引の事実が判明しますと罰金が課せられるようになりました。

今までのVNDとJPY為替レート

この項目では、現在から過去10年までのVND/JPYの為替レートについて記載致します。

VND/JPYの為替レートの推移

下記は、VND/JPYの現在から過去10年のレート推移を表した画像です。


(チャート出典はXE

この画像から、2009年から2011年にかけてレートが下落していき、2012年から2013年にかけて上昇したのが分かります。

その後の2014年には大きなレートの上昇・下落はなく、2015年から全体的に上昇し、2016年から2017年に下落と上昇を繰り返しているのが分かります。

2018年は、「約0.00455超~約0.00495超」の間を上昇・下落しながら推移しております。

下記は、2018年初期化から現在までのVND/JPYのレート推移を細かく表した画像です。


(チャート出典はXE

これからのレート推移は様々な要因で変わってきますので、細かな情勢の確認が必要です。

ベトナムドンの外貨両替・海外送金

ベトナムは人気の旅行先であるため、日本から観光に行くという方も多くいらっしゃいます。

ベトナム旅行の際に必要となるのが、ベトナムの通貨であるドンです。

ベトナムドンの外貨両替や海外送金は、なかなか難しいのが現状です。

この項目では、ベトナムドンの外貨両替や海外送金についてご説明致します。

FXでのベトナムドンの外貨両替

日本円を外貨へ替える際には、外貨両替を行う必要があります。

外貨両替の際に、なるべく手数料を抑えるためには、FX口座を利用して外貨両替をするという方法もあります。

FXで外貨両替を行う際の手数料や両替方法につきましては、お手数をお掛け致しますが、「FXでの外貨両替とは?メリット・デメリットと実際の両替方法」の記事をご覧ください。

ベトナムドンを外貨両替できるFX会社は、「セントラル短資FX」となります。

セントラル短資FXでは、「FXダイレクトプラス」、「セントラルミラートレーダー」のいずれかのFX口座をお持ちの方に限り、提携先の「トラベレックスジャパン社」の外貨両替をお得に利用できるようになります。

2018年9月現在、ベトナムドンの両替手数料は「約0.0008円」となっております。

なお、セントラル短資FXからトラベレックスジャパン社の外貨両替を利用した場合、通貨ごとに設定されている割引金額を両替総額から差し引けるようになります。

ベトナムドンの場合は、実勢レートから「0.0001円」を差し引けますので、実質「約0.0007円」が両替手数料となります。

また、外貨受取方法を外貨宅配とした場合には、「1,000円」の手数料が掛かります。
(両替金額が10万円以上の場合、又は外貨の受取方法を「空港及び市中のトラベレックス店舗」とした場合には無料です)

ベトナムドンを海外送金する方法

ベトナムでは外貨規制などの影響で、海外送金に対して厳しい規制があります。

その影響で、日本円をベトナムドンとして送金する際には、専門のサービスなどが必要となります。

例えば、海外送金を専門としている「PayForex(ペイフォレックス)」などのサービスを活用しますと、ベトナムドンを現地に送金できます。

送金の際には、個人間送金、且つ、受取人はベトナム国籍の個人のみという利用条件を満たしている必要があります。

PayForex(ペイフォレックス)でベトナムに海外送金を行う際には、下記の手数料が掛かります。

PayForex(ペイフォレックス)の送金手数料
送金額 銀行送金 現金受取 宅配送金
150,000円以下 700円 700円 980円
150,001円以上~
500,000円以下
1,400円 1,400円 2,480円
500,000円1以上~
700,000円以下
1,700円 1,700円 2,980円
700,001円以上~
1,000,000円以下
無料 無料 無料
※2018年9月時点の情報です

まとめ

現在、国内FXではベトナムドンを取引できる会社はありません。

ベトナムに対して投資を行うためには、主に下記の3つ方法を選択する必要があります。

外貨両替に関しましても、国内FXで対応しているのは「セントラル短資FX」のみとなります。

外貨送金の場合は、PayForex(ペイフォレックス)などの専門サービスを活用しますと、スムーズに送金を行えます。

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