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FXのゾーンとは?ラインの引き方や活用したトレード手

   

FX投資では、様々な方法を用いて相場分析を行います。

その中に「ゾーン」を使ったチャート分析が存在します。

この項目では、FXのゾーンについてご説明致します。

FXでのゾーンに関する説明

FXを始めたばかりの際には、ゾーンについてよく分からないケースも多くあります。

この項目では、FXでのゾーンとはどのようなものであるのかについてご説明致します。

FXのゾーンとは

FXのゾーンとは、為替レートの「価格帯」のことです。

例えば、為替レートが「1ドル = 100円」~「1ドル = 103円」の間とした場合は、100円の位置と103円の位置に水平線を引き、その間の範囲がゾーンとなります。

【ゾーンのイメージ】

通常、ゾーンは1つですが、上下に1つずつゾーンができた場合にはそのゾーンを突き破れず、上下のゾーンの間で変動を繰り返す「ボックス相場」となる可能性があります。

ボックス相場となった際には、サポートラインとレジスタンスラインの間をレートが変動している状態となりますので、その間に大きなゾーンができているとも言えます。

FXでゾーンができる理由

FXでは様々な方がトレードを行います。

その結果、市場参加者の動きによって為替レートは次々と変動していきます。

レート103円の付近に買い注文が多く入っておりますと、

  • 102円99銭
  • 102円98線
  • 102円97銭

といった具合に厚い買い注文が続いており、103円付近に達した時点でレートは下がりにくくなります。

反対に103円付近に売り注文が多く入っておりますと、

  • 103円01銭
  • 103円02線
  • 103円03銭

といった具体に厚い売り注文が続いており、103円付近に達した時点でレートは上がりにくくなります。

通常為替レートは買、又は売の注文数が少ないほうの壁を突破していきますが、これら2つの勢力がお互いに譲らない状態となった場合は、その壁を越えにくい状態が続きます。

お互いの壁を突破しない状態が長く続きますと、その間にゾーンが生まれます。

このような理由から、市場参加者の中でも相場を大きく動かす可能性の高い大口投資家がゾーン付近に存在していると判断できます。

ゾーンとラインの違い

よくFXで「ゾーン」と「ライン」の違いが分からないといった話を聞きます。

元々チャートなどに引く「ライン」は、サポートラインやレジスタンスライン、トレンドラインなど、トレーダーの方が気になる価格帯に引いた線を指します。

一方、「ゾーン」は一定の価格帯の上と下に引いた2本の線の間(範囲)を表し、買いと売りの勢力を視覚化した状態を指します。

ゾーンは大口投資家などが買いと売りの勢力を競っている地点であるため、上値や下値以外にも様々な個所で現れます。

ゾーン地点でのトレードは大きなリスクを伴いますので、FX初心者の方はトレードを控えるなどの対策が必要です。

ゾーンで状況を確認し、どの地点で買いと売りの多くの注文がされているのかを把握した後には、無茶なトレードを控えることが大切です。

FXで言われるゾーン状態とは

FXでは、チャート上に水平線を引いて作る範囲以外にも、精神面で「ゾーン」と呼ばれる状態が存在します。

FXを行う際に精神的なゾーン状態となりますと、実際のトレードに対して大きな効果をもたらすケースも多くあります。

この項目では、FXと精神面でのゾーン状態についてご説明致します。

ゾーンと呼ばれる精神状態

精神的なゾーンとは、「極度の集中状態にあり、他の思考や感情を忘れてしまうほど、物事に没頭している状態」を指します。

例えば、何かに集中し、他の人の声などが耳に入らなくなり、その物事のみをずっと続けているような場合はゾーンに入っている状態だと言えます。

よくスポーツ選手の方などがゾーンに入るという話題を聞きますが、ゾーンはスポーツ以外でも起こり得る精神状態であり、FXなどでも重要となるケースがあります。

トレーダーの方がゾーンに入りますと、相場に働く大衆の心理や相場の全てを理解できるようになり、主に下記のような思考となるとされております。

  • トレードに関わる全てのリスクを真の意味で受け入れられる
  • トレードで勝った際の快感・負けた際の苦痛などといった全ての感情が無くなる
  • ご自身で練りに練られたトレードプランを確立できる
  • 確立したトレードスタイルをその通りに淡々と実践できる
  • 勝つ際には正しく勝ち、負ける際には必要な損失を受け入れ正しく負けられる

この状態に達するのはごく一部のトレーダーの方で、実際はプロの投資家でもゾーンにはなかなか達さないのが現状です。

FXのゾーンについての本

FXで利益を出すためには、的確なエントリーによるトレードなどが必要です。

FX初心者の方はどうしても損失が気になり、上手くトレードが行えない精神状態となってしまうケースも多くあります。

上手くトレードを行うためには、根本の考え方について一度整理してみることも必要です。

その中でゾーンという精神状態に辿り着けるトレーダーの方もいらっしゃいますが、FX初心者の方がいきなりゾーンに入るのは至難の業です。

トレードを始めた初期の時期には、徐々にトレードに対する意識を変えていくことが大切です。

FXのゾーンの詳細や様々なトレードの考え方などは、「ゾーン・相場心理学入門」という本に詳しく記載されております。

負けトレーダーと勝ちトレーダーの考え方の違いなども記載されており、トレードに対する考え方を一式考え直せる情報が満載です。

チャート分析とゾーンの引き方

ゾーンはFX会社などのサービスでは確認ができません。

その影響で、トレーダーの方がご自身でゾーンを作成し、確認する必要があります。

しかし、FXのチャートにゾーンを引こうとした際に、どのようにラインを引けば良いのかが分からなくては重要な範囲を特定できません。

この項目では、FXでのゾーンの引き方についてご説明致します。

チャートへのゾーンの線の引き方

ゾーンはその存在の判断が難しく、コンピューターではなく人間側での判断が必要です。

ゾーンの有無は、オーダー情報やニュースなどを確認しますと判断がしやすくなります。

ニュースを確認した際に、「1ドル = 103円30銭」にサポート、「1ドル = 103円80銭」にレジスタンスなどといった情報を確認できたとします。

このような場合、ローソク足などのチャートに上記の価格それぞれに水平線を引き、上下の範囲をゾーンと考えることができます。

また1本しか線を引けない場合には、為替レートがその水準で揉み合い始めるまで待ち、もみ合っている上下の価格帯に水平線を引きます。

なお、オーダー情報やニュースなどは機関投資家やヘッジファンドの正確なオーダー情報を表していないケースもありますので、実際のゾーン作成には十分な注意が必要です。

ニュースなどの情報を参考としない場合には、為替レートが揉み合いを始めた時点で、揉み合っている上下に水平線を引いてゾーンとすることもできます。

場合によっては、過去に揉み合いになった時点をゾーンとするケースもあります。

ゾーンの強弱を判断する方法

FXでゾーンが存在しておりますと、ゾーンを抜けた時点で長期トレンドとなる可能性が高まります。

ゾーンが弱い場合にはゾーンを突き抜けてトレンドが継続する可能性もありますが、ゾーンが強い場合にはトレンドが反転する転換点となる可能性もあります。

ゾーンの強弱は為替レートがゾーンの範囲内でどの程度滞在したかで判断します。

レートの滞在時間が長いほどにゾーンは強く、短いほどに弱いのが一般的です。

ただ、強いゾーンでもトレンドに影響する強い要因が存在しますと、そのまま同じ方向のトレンドが継続する可能性もあります。

またゾーンを抜けてトレンドと反対方向にレートが向かったとしても、その後に失速してゾーンに戻るパターンもあります。

このようにゾーンには確実と言えるパターンは存在しないため、参考程度で活用する意識も必要です。

FXでゾーンを活用する方法

下記は、ローソク足に水色でゾーンを引いた画像です。
(ゾーンの判断理由は画像参照)

このような状態の場合、水色部分は大陰線によって制御されているゾーンであり、ここにレートが近付きますと売られる確率が高いと判断できます。

そのままゾーンが突破されなければ、ゾーンを引いた場所にレートが到達する度に売りが行えたということになります。

その後、ゾーンを突破してアップトレンドとなった後に再度ゾーンに近付きますと、買いグループの動きを見ていたグループが一斉に買い注文を行い、トレンドに拍車が掛かっていく流れとなる可能性が出てきます。

ゾーンを意識しますと、このように売りと買いの勢力を把握でき、トレードが危険な範囲などの確認にも活用できます。

ゾーンを活用したトレード手法

この項目では、FXでゾーンを活用した際のトレード手法についてご説明致します。

ゾーンを使った順張り手法

ゾーンを活用した手法には、順張り(トレンドフォロー)を用いてトレードする方法があります。

ゾーンでのトレードはそれなりのリスクが伴いますので、細心の注意を払いながらトレードを行います。

まずローソク足などを確認し、直近で相場が反転している部分にラインを引きます。

これにより、市場参加者が「このラインの水準で過去に相場が反転した」という意識を持つ可能性が高い範囲を把握できるようになり、売り買いの勢力が交差しやすい地点が分かります。
(下記の画像のラインは2本ですが、もっと広い範囲のローソク足の場合は2本以上のラインが引かれます)

上記の場合、相場が下のラインを超えてゾーンに入ってきた際に順張りで買いのエントリーを行います。

そのままレートが上のラインに達した時点で決済を行います。

実際にはゾーンを突破し、更にレートが上昇する可能性もありますが、ゾーンの上のライン付近には売りの注文が多く入っている可能性があり、相場がそのまま反転するケースもあります。

これではせっかくの利益がなくなってしまい、最悪はそのまま反転した方向にトレンドが発生してしまう可能性もあります。

ゾーンの上のラインに達した時点で利益確定をしておきますと、そのような最悪の事態は避けられます。

利益確定を行った後に、レートがゾーンを突破した場合には、もう一度買いエントリーをし直すのが無難です。

ゾーンを使った損切り方法

ご自身である程度正確なゾーンを見極められるようになった際には、ゾーンを「損切りの目安」とすることもできます。

正確なゾーンの目星を立てられるようになりますと、相場がここまでは来る可能性がある、ここを超えたらもう戻らないという地点が見えてきます。

相場がもう戻らないという地点に入った時点で早急に損切りを行いますと、損失を最小限に抑えられます。

スイングトレードの売買手法

ゾーンはトレンドの転換点となるケースも多く、その後には長期トレンドが発生する可能性が高まるということは既に記載をしました。

トレンドの把握をするという点から、短期売買よりも中長期売買で利伸ばししたほうが効果的である場合も多く、
ゾーンを活用する際には「スイングトレード」などのトレードスタイルを選択する方も多くいらっしゃいます。

ゾーンを活用してスイングトレードを行う際には、まず抵抗帯と支持帯をゾーンで表示し、レートが反転しているエリアを見つけます。

ゾーンを見つけた後は、レートが支持帯に達した時点で「買いエントリー」、抵抗帯に達した時点で「売りエントリー」を行い、それぞれ逆サイドのゾーンに達した時点で決済を行います。

その際には、ゾーンが存在する場所で相場の反転が起こらなかった場合に備え、ゾーンを超えた地点に「損切り」などを設定しておく必要があります。

ただ、スイングトレードではスキャルピングやデイトレードよりも損切り幅を広く設定する必要があります。

その影響で、資金管理がきちんとできていなくては、強制ロスカットのリスクが高まります。

まとめ

FXにおいてゾーンを把握することは、利益を出す上で重要となるケースも多いです。

ゾーンは、機関投資家や大口投資家などが注文を入れている範囲と考えられます。

チャート上でゾーンを確認した際には、ご自身の状況に合わせてトレードを見送る、又は細心の注意を払いながらトレードするなど適切な対処をとることが大切です。

ゾーンを活用したトレード手法はいくつかありますので、ご自身で効果的な手法を検討してトレードを行ってください。

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