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図解でわかるFXの仕組みとインターバンクや介入の基礎知識

      2018/12/30

FXは小額の資金で始められる投資ですが、難しく感じられる仕組みもあります。 この記事では、FXの仕組みや業者(FX口座)選びで重要となるインターバンク、取引時に深く関係する介入についてご説明致しますので、参考にしてください。

FXの仕組みと基本

FXは仕組みを理解しなければ、利益を出すことは困難です。 状況に合わせて的確なトレードが必要ですので、必要知識も多いです。 仕組みについて曖昧であれば有効なトレードもできませんので、まずはFXについてよく学ぶ必要があります。

FXの外貨売買の仕組み

FXは外貨売買を繰り返し、「為替差益」と「スワップポイント」を狙います。 FXにつきましては、「FXとは何なのか?初心者の方にもわかりやすく必要知識を解説」の記事にて仕組みについて図解しております。 なお、スワップポイントは、2通貨間の金利差によって利益が出ます。 この金利差を利用して、円預金の代わりとして利用する方もいらっしゃいます。 次の項目では、円預金よりもFXがお得である理由についてご説明致します。

円預金よりもFXのほうがお得な理由

預金しますと金利によって利息がつきますが、「日本円」の金利は世界的に見ても非常に低いです。 金利は各国の通貨で異なり、金利の高い外貨も存在します。 FXでは2通貨の売買を行いますが、2通貨間の金利差がプラスであれば「スワップポイント」を受け取れます。 (「スワップポイント」につきましては、「FXとは何なのか?初心者の方にもわかりやすく必要知識を解説 」の記事にあります「スワップポイントについて」の項目をご覧ください) 上手くスワップポイントを利用しますと、「日本円」で預金するよりも高い金利で利益が出ます。

FXの買いの仕組みを図解

FXの取引で、「買い」というワードを見かけることがあります。 FXの「買い」とは日本円を売却して、外貨を購入することを意味します。 「1ロット(1万通貨)」の米ドルを購入する場合、「1万ドルの買いポジションを持つ(建てる)」と表現し、「買いポジション」につきましては、他にも下記のように別の言葉を用いられることがあります。

  • ロングポジション
  • 買い建
  • 買い玉
  • 買い持ち

買いポジションを持った場合、外貨が値上がりしたら売却(決済)して差益を得ます。 価値が上がると予想される外貨を購入し、実際に値上がりしたら売るというイメージです。 「1ドル =100円」で「1ロット」の米ドルを購入した場合、値動きによって下記の損益が得られます。 FXの買いポジション 値動きによって、上記のように差益と差損の金額が異なります。 買いの場合は、ドルを購入し、ドル高・円安になった時に外貨を売却して利益を得ます。 (「1ドル = 100円」から「1ドル = 110円」になり、ドルの値段が高くなったため円安となります)

FXの売りの仕組みを図解

FXの取引で「売り」とは、買いの反対で外貨を売却して、日本円を購入することを意味します。 売りポジションを持った場合、外貨が値下がりしたら決済することで差益を得ます。「1ロット(1万通貨)」の米ドルを売却する場合、「1万ドルの売りポジションを持つ(建てる)」と表現し、「売りポジション」につきましては、他にも下記のように別の言葉を用いられることがあります。

  • ショートポジション
  • 売り建
  • 売り玉
  • 売り持ち

また、FXは「売りから入る」こともできます。 売りから入った場合、実際には持っていない外貨を売却し、後にそれを買い戻します。 これを「空売り」といい、実際に通貨が手元になくても取引できます。価値が下がると予想される外貨をFX会社などから借り、値下がり前に売却し、実際に値下がりしたら買い戻すというイメージです。

【「空売り」の例】

これから米ドルが値下がりすると予想したAさんが米ドルを「1ロット(1万通貨)」借り、後に米ドルで「1ロット」を返す約束をします(この時「1ドル = 100円」とします)。

Aさんは後に米ドルが値下がりすると考えているため、借りた「1ロット」の米ドルを売却し、「100円 × 1ロット = 100万円」に換金しました。

しばらくすると、Aさんの予想通りに「1ドル = 90円」に米ドルが値下がりし、ここで「90円 × 1ロット = 90万円」で「1ロット」の米ドルを買い戻します。

借りていた米ドル「1ロット」を返しても、「10円 × 1ロット = 10万円」の差益を得られます。

上記のように、ドル高・円安の時に外貨を売却し、ドル安・円高の時に外貨を買い戻して利益を得ます。米ドルが値上がりしますと、損失が生じます。 FXの売りポジション FXではこのように値下がりを利用して利益を出すこともできます。 ただし、売り(外貨を売り日本円を買う)の場合は2通貨間の金利差がマイナスになる可能性が高いです。 金利差がマイナスになりますと、売りポジションを維持する限り、スワップポイントを支払う必要があります。

FXのチャートとローソク足

FXでは「ローソク足」という言葉がよく使われます。 ローソク足は、FXの為替チャートで並んでいる四角と線のことです。

蝋燭(ろうそく)のような形であるため、ローソク足と呼ばれます。

FXのチャートの中で最も使用されているのがこのローソク足であり、時系列に沿って「始値」、「高値」、「安値」、「終値」の値動きが表示されております このローソク足は分析などをする際に、利用されます。 このローソク足の見方などが分からなければ、分析などをすることはできません。

 

FXの強制ロスカットと借金

FXでは、有効証拠金と必要証拠金の額によって証拠金維持率が変動します。 証拠金維持率はロスカットと関係し、一定の水準を保つ必要があります。 各FX業者で水準は異なりますが、定められている水準を証拠金維持率が下回りますと、強制ロスカットが執行されます。 強制ロスカットでは、預けられた証拠金以上の損失が出ることは少ないです。 しかし、時期や業者のシステムの影響により、ロスカットによって借金をしてしまうというケースがあります。 強制ロスカットにより借金をしてしまうのには、下記の3つの理由があります。

為替レートが急変動した場合
為替レートが急変動したことにより多額の含み損が発生したのが原因となります。
レートは常に変動し、国の政策(日本ではアベノミクスなどが該当します)などによっては一時期に大幅な変動をする場合もあります。
そこで一気に証拠金維持率が一定の水準を下回りますと、強制ロスカットを執行され、不足金が発生する可能性があります。
値下がりして、高レバレッジだったために大きな含み損が発生した場合
レートの変化が急激でなくても、大きな含み損が出やすい高レバレッジで取引しますと、強制ロスカットのリスクが高まります。
高レバレッジであれば必要証拠金も取引額に対して小額ですので、その点も借金ができやすい原因です。
FX初心者の方は、こういった面からも高いレバレッジでの取引は推奨しません。
FXについて初心者である方は、ロスカットのリスクを高めないためにも、低レバレッジで取引するほうが無難です。
取引スタイルによっては高いレバレッジをかけられる方もいらっしゃいますが、資金が少額である方は特に注意が必要です。
FX会社のシステムにトラブルがあり、強制ロスカットが遅れた場合
FX会社のシステムトラブルなどによって、本来強制ロスカットとなる証拠金維持率を更に下回ってロスカット執行されることがあります。
更に下回ってしまった分、証拠金を超える損失が生じてしまい、それが借金となるというパターンです。

借金になりますと、不足金を追加で支払う必要がありますので、多額であれば返済に戸惑うことになります。

 

FX業者(FX口座)選びで重要な取引方式

FX業者(FX口座)選びで重要となるのが、注文処理方法です。 FXでは全ての業者が同じ注文処理方法ではありません。 注文処理方法には幾つかの種類がありますが、この項目では「DD方式」と「NDD方式」の2つについてご説明致します。 上記2つの大きな違いは、「インターバンク」直結か非直結かという点です。 2つの方式では「インターバンク」が関係しますので、まずは「インターバンク」についてご説明致します。

インターバンクとは

「インターバンク」とは、金融機関などの限定された参加者が取引を行う市場のことです。 また、世界の金融機関同士が100万通貨単位で売買する為替市場もインターバンク市場と呼称されます。 取引所が存在せず、世界中の金融機関が電話とネットワークによって接続され、24時間取引します。 個人投資家はインターバンクに参加できません。 個人投資家とインターバンクの間にFX業者が入ることで、個人投資家の注文がインターバンクに流れます。

図解でわかるDD方式(インターバンク非直結)

FXの注文処理方法の1つに「DD(Dealing Desk、ディーリング・デスク)方式」があります。 DD方式は他にも「相対取引」、「OTC」、「店頭取引」などと呼ばれます。 DD方式の場合、カバー先に注文を通す前にFX業者が配置しているディーラーを通します。 インターバンク非直結の方式となっており、レートもインターバンクから配信されたものではありません。 カバー先の銀行からのレート提示を受け、それを基準にFX業者がレートを提示します。 NDD取引と比較して、レートが有利であるとは限らず、不透明な点も多い取引とされております。

図解でわかるNDD方式(インターバンク直結)

FXの注文処理方法の1つに「NDD(No Dealing Desk、ノー・ディーリング・デスク)方式」があります。 NDD方式の場合、カバー先に注文を通す際にFX業者が一切トレーダーの取引に関与しません。 インターバンク直結方式となっており、カバー先銀行が提示するレートもインターバンク市場に近いレートとなっております。 NDDの場合は、FX業者が複数のカバー先から有利な売値と買値をもらいます。 その価格に手数料を上乗せしてレートを提示しますので、条件の良いレートで約定します。

FXと為替介入

FXでは、為替レートが重要な指数となります。 このレートを基準にして売買を行いますが、その際には「為替介入」についてもよく把握しておく必要があります。 為替介入につきましては、この項目でご説明致します。

為替介入とは

為替レートは常に変動しますが、時には急変動をすることがあります。 そのような場合に、財務省の指示で日本銀行が為替相場に影響を与えるために、外国為替市場で通貨の売買を行います。 これを「為替介入」といい、正式には「外国為替平衡操作」と呼ばれます。 為替介入を行う目的は、為替レートが過度に動くのを緩和し、為替相場の安定を図ることです。 為替介入は財務大臣の権限において実施され、実施の決断や時期なども全て財務大臣が決定します。

FXと為替介入の関係性

FXでは、為替レートをもとに通貨を売買します。 為替介入は為替レートが過度に動くのを緩和するために、外国為替市場で通貨の売買を行います。 その影響により対象通貨の為替レートが数分で数円以上値動きする場合もあります。 過去の介入で、ドル円の為替レートが、数分で数円以上の値上がりをした後、今度は数円以上の値下がりをしたこともあります。 これはローソク足チャートなどで確認できます。 このように非常に短い期間に数円以上の値動きがありますと、大きく利益と損失に影響します。 前項目でも触れておりますように、高いレバレッジなどを設定している場合は、値動きによっては一気にロスカットのリスクが高まります。 含み損が一気に増え、証拠金維持率が一定の水準を下回る可能性もありますので、注意が必要です。 為替介入の日時を事前に知ることはできませんので、経験から学んでいくしかありません。

まとめ

FXは外貨売買を行い「為替差益」と「スワップポイント」で利益を出します。 スワップポイントは2通貨間の金利差がプラスの時に得られる利益ですので、上手く利用すれば円預金よりも利益が出ます。 為替差益は売りと買いを上手く使い分けて、差益を狙います。 差益を狙うには、ローソク足などのチャートで常に分析が必要です。 含み損が多ければロスカットリスクもありますので、注意しなければいけません。 また、FXではFX業者によって注文処理方法が異なり、「DD方式」はインターバンク非直結方式です。 「NDD方式」はインターバンク直結方式です。 為替介入の日時などは予測するしかありませんので、経験を積んでいくことも大切です。

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