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FXの資金はいくらから?高額でも少額でも危険な3つの理由

      2018/07/26

FXを始める際には、事前に一定の資金を準備しておく必要があります。 FXは小額から始められる投資ではありますが、あまりに少ない資金では実際の運用に支障を来たしてしまう可能性も否めません。 このページでは、FXを始める際の必要資金はいくらからなのかについてご説明致します。

FX取引に必要なlotの確認

lotとは、FX会社の最低取引単位のことです。 各FX会社で1lotの数は異なりますが、一般的には「1万通貨」を指します。 現在は1lotが「1千通貨」という会社もあり、ご自分の状況に合っているほうを選択すると効果的です。

FXの最低取引単位の金額

FXでは1lotよりも少ない取引は行えないのが通常です。 逆から言えば、この1lot分の資金を準備しますと、誰でも取引を行えます。 ただ、必要最低資金のみのFX運用には、時に大きなリスクが伴います。 必要最低資金のみのFX運用のリスクにつきましては、同ページの「少額取引とロスカットのリスク」に記載しておりますので、お手数をお掛け致しますが、そちらをご覧ください。

レバレッジとFXの口座残高の関係

FXの初期資金を考える上で重要なのが、レバレッジとロスカット水準の確認です。 少ない証拠金では証拠金維持率が下がり、少しのレートの変化でも強制ロスカットが起こりやすい環境となります。

証拠金額と証拠金維持率の関係につきましては下記で詳しくご説明致します。

いくらからロスカット圏内かの計算

レバレッジによる取引は少ない資金で高額ポジションを持てる反面、レートの影響を大きく受けます。 例えば、FX口座内に10万円の証拠金があり、そのうち4万円をレバレッジ25倍で為替レートが1ドル100円の際に「1万通貨(1万ドル)」購入した場合、 その時点の証拠金維持率は「10万円(有効証拠金) ÷ 4万円(必要証拠金) × 100 = 250%」となります。 その後、為替レートが1円下がり99円になりますと、この時点での証拠金維持率は「90,000円(有効証拠金) ÷ 39,600円(必要証拠金) × 100 = 227.272%(小数点第3桁以降は切り捨てております)」となります。 上記の例では1円レートが下がりますと1万円の含み損が出ますので、全体で「8.2円」レートが下がりますと 「18,000円(100,000円 – 82,000円) ÷ 36,720円 × 100% = 49.019%(小数点第3桁以降は切り捨てております)」 となり、多くの国内FX業者で強制ロスカットとなります。 このようにハイレバレッジでFX取引を行う際には、強制ロスカットが発生するリスクが大きくなるのが通常です。 また、その際に口座の証拠金が最低必要証拠金額のみの場合には、更に強制ロスカットの危険性が高まります。

どうして証拠金が少額過ぎますと、強制ロスカットの危険性が更に高まるのかという点につきましては、下記で詳しくご説明致します。

少額取引とロスカットのリスク

上記の例と同じ為替レートの際に、口座の証拠金が4万円であった場合の証拠金維持率を計算してみます。 上記の例では最初の為替レートが1ドル100円ですので、レバレッジ25倍で「100万円(1万ドル)分」の取引を行えます。 この時点での証拠金維持率を計算してみますと、最初の割合は 「4万円 ÷ 4万円 × 100 = 100%」 となります。 次に、為替レートが1円下がり「99円」になりますと、証拠金維持率は 「30,000円 ÷ 39,600円 × 100 = 75.757%(小数点第3桁以降は切り捨てております)」 となります。 ここで先ほどの「いくらからロスカット圏内かの計算」の内容を思い出してください。 証拠金として「10万円」が口座にある状態では、同じエントリーポジションでも、 初期の証拠金維持率が「250%」、 為替レートが下がった後でも「227.272%」 ありました。 証拠金を「4万円」しか口座に入れていない状態と比べますと、証拠金維持率が全体を通して大幅に高いということになります。このような理由から、あまりに少ない金額でのFX取引は強制ロスカットのリスクが高まると分かります。

高額資金とレバレッジのリスク

少額取引で強制ロスカットのリスクが高まってしまうとはいえ、いきなり高額資金からトレードを始めてしまうのも考えものです。 FXを熟知し、多くの取引を経験していらっしゃるトレーダーの中には、高額取引により大きな利益を上げている方もいらっしゃいます。 しかし、FX初心者が高額な取引で勝ち続けるのはほぼ不可能です。 FXの熟練トレーダーは勝ちと負けのバランスをよく知っており、最終的に利益が出る道のりも把握しているケースが殆どです。 FXの経験がない状態では、そのバランスが分からず、必要以上に損失が気になってしまう場合も多くあります。 そうなりますと最終的に損切りを遅らせてしまい、大きな損失を生んでしまう事態となりかねません。 初期資金が高ければ、その分損切りのタイミングを間違えた際の損失なども跳ね上がります。 特に高額資金でハイレバレッジの場合、その損失は計り知れません。 多くの取引経験がない状態でFXに高額資金をつぎ込み、多額の資産を失ってしまった方は多くいらっしゃいます。 FXを始める際の必要資金は、ご自身の状況と照らし合わせて決めることが大切です。

FX取引を始める際の最低資金

FXは少額取引ができる投資であり、ご自分のお好きな金額を準備するだけで簡単に始められます。 FX取引での最低資金は、各FX業者で定められている1lot分の通貨を購入できる金額となります。

【例】

1lotが「1万通貨」のFX業者で、為替レートが1ドル100円の際にドルを買う際の最低必要資金

通常時:100円 × 1万ドル = 100万円

レバレッジ25倍時:100万円 ÷ 25 = 4万円

上記から、今回の例では最低必要証拠金が「4万円」準備できますとFX取引が行えます。 実際、FXを始める際には少額取引のほうが安全であり、最初は必要最低資金から始めるという方も多くいらっしゃいます。 ただ、これはFXを「始められる」資金であり、「継続できる」資金という訳ではありません。 極端な少額取引ではすぐに強制ロスカットがされてしまうリスクも高まります。 だからといっていきなり高額な投資を行ってしまった場合も、少額取引以上のリスクが伴ってしまいます。

FX取引の際に準備が必要な金額

ここまで1lotやロスカット水準、レバレッジと必要証拠金の関係を記載しました。 FX初心者が極端に少額・高額な初期資金から取引を始めてしまいますと、多方面で多くのリスクが懸念されます。 実際適切な運用資金は、それぞれの方の状態や目標、トレードスタイルなどで異なります。 ご自分の状況を整理し、尚且つ下記の2つの条件を満たしている範囲内で理想的な資金を準備することが大切です。

  • あまりに高額ではなくFXに真剣に取り組めると感じる金額
  • その資金が損失により無くなったとしても再起可能である金額

最初からFXに大金をつぎ込んでしまいますと、最悪は人生そのものに深刻な影響を及ぼしてしまう可能性もあります。 そのような事態を避けるためにも、最初の取引は実際のトレードの流れを掴むための練習と考え、損失により入金した証拠金を失ったとしても再起が可能である資金を設定するのが無難です。 とはいえ、あまりに少額ではFX取引に対して真剣に取り組めない状態となりかねません。FXで勝つようになるためには、実際にトレードを行い、その際に出た利益と損失の分析を行った上で、徐々に効果的なトレードルールを見つける必要があります。 真剣に取引を行えないような環境下では自然と集中力なども切れ、本番さながらの練習が行えない可能性も否めません。 これではいつまでも勝てるルールを見つけられず、資金を無駄に消費してしまいます。

FXを安定して買える資金の金額

上記のような環境下で、FX初心者が取引を始める際の資金はいくらからが妥当といえるのかの判断は難しいのが実情です。 一般的な指標としては「5万円~30万円」の範囲内での取引が効果的だと言われております。 例えば、 「30万円なら取引自体を真剣に行えそうではあるけれど、損失した際の恐怖心が強い」 という方はもっと低い金額から始めても問題はありませんし、 「5万円なら損失した後にもう一度再起できそうではあるけれど、損失の恐怖心が少なく真剣に取り組めそうにない」 という方はもっと高い金額から始めても問題はありません。 重要となるのは資金を損失した後にも再起が可能であり、尚且つ真剣に取り組めそうな金額を探すことです。 最低必要証拠金の観点から見ますと、100円からでも取引が可能なFX会社もありますが、運用資金の理想額は上記の条件を満たした金額となります。

【必要最低証拠金と理想額の違い】

ドル買いを行う際に必要な目安

FXを始める際にドル買いを行う予定の方も、先ほど記載をした運用資金の理想額からご自身に合った資金を設定する必要があります。 どの通貨を購入する場合でも、ご自身が真剣に取引に取り組め、損失時にも再起が可能な資金を準備しておくのが無難です。

円安・円高になる際の目安

FXを始めたばかりの際には、いくらから円安となりいくらから円高となるのか分からない場合も少なくありません。 いくらから円安で円高であるのかの基準につきましては、下記でご説明致します。

円安・円高の境目を基準

一般的な円安・円高は、基準とするポイントを期間や時期と比べて考えます。 例えば、1ドルが100円であった時期を基準とする場合、円安・円高は下記のように考えます。

「1ドル110円となった場合」

基準点から円の金額上がった状況は、「円の価値が下がった」 = 「円安」となります。

「1ドル90円となった場合」

基準点から円の金額が下がった状況は、「円の価値が高くなった」 = 「円高」となります。

このように円安と円高にはいくらからという確定した価格はなく、基準をどこに置いたかで円安・円高の基準が変わります。

FXのデモトレードの資金設定

FXのデモトレードを行う際には、なるべく実際の取引に近い環境を作るのが重要です。 デモ取引を行う際には、利益の目標金額を決めそれを達成してから本番に移るのが効果的です。

デモトレードでの目標資金の金額

FXのデモトレードを行う際には、本番と同様のトレード環境を作り、その中でいくら利益を上げられるかを確認できる絶好の機会です。 一定の目標金額を決め、その金額を超えてから本番を行いますと損失を減らしやすくなります。 大体いくらから本番トレードを始めたら良いのかという基準は人それぞれ異なりますが、最低でも初期証拠金の2倍以上の目標を定めておくようにしてください。 本番のトレードはデモ取引とは緊張感も大きく異なりますので、デモのように上手くいくとは限りませんが、全く経験がないよりは取引をスムーズに行いやすくなります。

FXで確定申告が必要となる状況

FXなどの利益は、一定額以上から確定申告・納税が必要となります。 この項目では、いくらからFX取引の利益に対して納税が必要となるのかについてご説明致します。

税金の納付が必要となる利益額

FX取引による利益には、一定額を超えた時点から確定申告・納税の義務が発生します。 【確定申告・納税が必要となるFXの利益額】

給与所得がある場合
年間利益が20万円超えの方
それ以外の場合
年間利益が38万円超えの方

外貨預金がわりでFX口座を開設

FXでは銀行の外貨預金よりも低い手数料で入出金などを行えるのが特徴です。 その影響で外貨預金の代わりにFXを始めるケースもあります。 FXは必要最低証拠金などの影響で、ある程度の資金を準備した上で取引を行わなくてはなりません。 一方、外貨預金はFXよりも預け入れや出金に制限がない場合が多いです。

外貨預金とFXの入出金の違い

FXは入金や出金に対して数千円程度~1万円程度の最低限入出金限度額が設けられているのが一般的です。 それに対して、外貨預金ではこのような制限が緩い場合も多く、1通貨単位から入出金ができる場合もあります。 外貨預金とFXでは手数料の金額が10倍以上異なる場合も少なくありませんが、入出金などに対してはこのような違いがあるという点には意識をしておくようにしてください。

まとめ

いくらからFX取引を始められるかという点につきましては、それぞれの方の状況が大きく影響します。 初期資金があまりに少額でも高額でも、安定した取引は行えません。 これからFX取引を始める方は、ご自分の状況と照らし合わせながら必要資金の金額をご検討ください。 実際の取引後に一定以上の利益が出た際には、確定申告と納税も忘れず行うようにしてください。

 - FXの必要証拠金