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FXの個人口座のレバレッジ規制強化についてと海外口座での取引

      2018/04/04

多くの投資家の方は、FX取引でレバレッジを設定します。

レバレッジにより必要証拠金が減り、少ない資金で取引できるなどのメリットがありますが、近い将来にレバレッジの最大倍率が規制される可能性があります。

この記事では、レバレッジの規制強化について記載しておりますので、参考にしてください。

レバレッジにつきましては「FXのレバレッジとは?仕組みや生じるリスクについて解説 」の記事にて記載しております。

お手数をお掛け致しますが、レバレッジについて詳しくご存じでない方は、上記の記事をご覧ください。

FXのレバレッジ規制強化について

この項目では、FXのレバレッジ規制強化についてご説明致します。

今後に高いレバレッジでの取引をお考えの方などは特に重要な点ですので、よく規制強化についてご確認ください。

まずは、レバレッジの規制強化とはどういった内容なのかご説明致します。

レバレッジの規制強化とは

2017年9月27日に日経新聞から金融庁がレバレッジの規制を強化することを検討していると報道されました。

この事実についてFX業者である「株式会社マネーパートナーズグループ」が金融庁に確認したところ、
証拠金倍率引き下げについては、個人投資家保護や金融機関が想定外の損失を被るリスク等 の観点から様々な議論があるのは事実である。
との返答があり、規制強化が検討されていることが事実と判明しました。

投資家保護や金融機関が想定外の損失を被るリスクを低減することを目的に、レバレッジの最大倍率の規制が検討されているとのことです。

更に金融庁は証拠金倍率の引き下げを行う場合は、業者や業界に働き掛けて意見を聞き、手順を踏んで行うものであり、金融庁が一方的に行うということはない。とも返答しており、業者の方などの意見を聞くという意向も示しております。
(こちらも「株式会社マネーパートナーズグループ」が確認し、判明しました)

実際に2017年12月18日に「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」が設置され、2018年2月13日には「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」(第1回)を開催しました。

なお、報道によりますと、現在のレバレッジ上限である「25倍」から「10倍」に規制するとされておりますが、まだ金融庁からは公表されておりません。

規制が強化される時期につきましても、日経経済新聞では「2018年春」と報道されておりますが、金融庁から公表されるまでは、はっきりとした年月日は不明のままです。

確実なことは金融庁から公表されるまでは断定できませんので、その点にはご注意ください。

また、上記の内容から、レバレッジ倍率の規制強化が検討されているのは、「店頭FX業者」と「個人口座」のみとされております。

「取引所FX」と「法人口座」は規制強化の対象外であり、規制はされない可能性が高いです。

取引所FXは規制対象でない理由

レバレッジ上限の規制強化は、店頭取引のみとされております。

取引所FXは規制強化されないという見通しですが、なぜ店頭FX取引のみが規制の対象となるのかご存知でしょうか?

これは取引所FXと店頭FX取引の体制が異なるのが原因です。

取引所FXを担う東京金融取引所では、「金融市場インフラのための原則(FMI原則)」(2012年4月公表)、 「情報開示の枠組みと評価方法」(2012年12月公表)、「清算機関のための定量的な情報開示基準」(2015年2月公表)に基づき、情報開示を行っております。

上記の規制は十分な資金を確保するよう求めた国際的な規制ですが、店頭FXはこの規制の対象外です。

店頭FX業者は国際的な規制に基づいて、情報を開示する必要はありません。

こういった経緯があるために、取引所FXはレバレッジの規制対象外となっております。

ただし、店頭FXのみが対象というのも確定事項ではありませんので、今後正式に公表されるまでは注意が必要です。

規制強化による取引枚数への影響

レバレッジをかけますと、少ない証拠金でそれを超える取引額でトレードできます。

これがFXの魅力の1つでもありますが、レバレッジの倍率が規制されますと、最大レバレッジをかけている場合、現在よりも多くの証拠金を預け入れなければ取引できなくなります。

同じ取引枚数であっても必要証拠金が増加しますので、より多くの資金を投じなくてはいけません。

「1ドル=125円」で「1万通貨」ドルを購入する場合、本来取引口座に「125万円」を証拠金として入金しなければいけません。

現在の最大である「25倍」をかけますと、FX口座に「5万円」を預け入れるだけで取引額「125万円」の取引ができます。

報道通りにレバレッジ上限が「10倍」に規制されますと、口座に「12万5千円」を預け入れなければ、同じ取引枚数でトレードできなくなります。


上記のように現在「25倍」で取引しているのであれば、レバレッジが「10倍」に規制されることで、必要証拠金が「2.5倍」増加してしまいます。

これでは少額の資金で取引し辛くなり、それに伴って取引量が減少し、大きな利益も出し辛くなります。

証拠金の額はそのままで取引枚数が変わるだけなら問題ないという場合には、最大レバレッジ設定時に現在よりも大きな損失が出辛くなりますので、取引対象維持率(証拠金維持率)を維持しやすくなるというメリットがあります。

規制強化に対する反対意見

レバレッジ規制強化は、個人投資家保護や金融機関が想定外の損失を被るリスクを軽減することが目的です。

しかし、この規制には多くの意見があり、反対する方も少なくありません。

特にFXで成功している投資家の方は、規制強化に反対する方も多いです。

レバレッジ倍率の制限は、取引に制限をかけることにもなりますので、そういった面から反対する方も多くいらっしゃいます。

中には、この規制自体の本質を考えた上で反対する方もいらっしゃいます。

レバレッジ倍率を規制するよりも、他の救済システム(ゼロカットシステムなど)を導入するべきという意見や、ロスカットの適切な執行のために規制をするべきという意見もあります。

大きな損失が生じるリスクを低減できるため、賛成する方もいらっしゃいますが、規制強化について多くの方が議論しております。

レバレッジ規制強化の歴史

レバレッジ規制強化は、今回が初めてではありません。

以前にもレバレッジ規制強化は行われており、その度にレバレッジの最大倍率は制限されてきました。

この項目では今までのレバレッジ規制の歴史についてご説明致します。

FX個人口座の歴史

FX個人口座は、以前にも2回レバレッジの規制強化がありました。

2010年8月には、最大のレバレッジの倍率が「50倍」に制限されました。

当時は初心者の方でも非常に高いレバレッジ(数百倍)で取引できましたので、「投資家保護」や「リスク管理」などを目的として規制が強化されました。

更にその1年後である2011年8月には、最大レバレッジ上限が「25倍」までに規制されました。

現在の最大レバレッジ倍率は「25倍」ですので、2011年から現時点までは1度もレバレッジの規制強化をされませんでした。

法人口座の歴史

法人口座はFX個人口座に比べて、現在でも高いレバレッジで取引できます。

最大レバレッジは各FX会社で異なり、更に通貨ペアごとでもかけられる倍率が異なります。

多くの場合、「25倍」を超えるレバレッジでFX取引を行え、個人よりも大きな利益及び損失が出やすいです。

現在でも個人より高レバレッジの取引が可能ですが、法人口座も以前に1回レバレッジの規制強化がありました。

2015年1月に「スイスフランショック」が起こり、その影響により2017年2月27日から規制強化が施行されました。

規制強化により法人口座に対する証拠金率(レバレッジ)について、週に1回以上の見直しをすることが定められました。

その際FX業者(店頭FX)は、通貨ペアごとに過去の値動きを考慮してレバレッジ倍率を設定する必要があります。

また、証拠金維持率につきましても、100%を下回ったら速やかに不足額を預託させなくてはいけなくなりました。

現在検討されている規制強化では法人口座は対象外となる可能性が高いですが、正式に公表されるまでは意識が必要です。

海外FX口座とレバレッジについて

レバレッジの規制強化が決定されますと、国内FX会社(店頭FX取引)では最大のレバレッジ倍率が規制されます。

これは国内のFX業界に大きな影響を及ぼします。

中には規制強化が決定された場合、海外業者に切り替えを検討している方もいらっしゃるほどです。

海外FX口座では、日本よりも遥かに高いレバレッジをかけられます。

この項目では、主に海外の口座のレバレッジについてご説明致しますので、現在切り替えを検討している方はこちらも併せてご確認ください。

海外の口座のレバレッジ

FXは海外の口座で取引することもでき、日本のトレーダーの方の中にも海外業者を利用している方がいらっしゃいます。

海外のFX口座は、日本の金融庁の管轄外ですので、国内の規制を受けません。

今回の規制強化も海外口座は対象とならず、高いレバレッジを設定できます。

現段階でも海外の口座のほうが最大レバレッジを高く設定できるため(業者によっては1000倍以上も可能です)、少ない資金で高い利益を狙いやすいです。

規制強化によって大きく取引が制限される方は、海外の口座を利用するのも1つの手段です。

ただし、海外のFX会社ですので、日本とは異なる点もあります。

海外口座はスプレッドが広い傾向にあり、税金制度も国内FX会社とは異なります。

総合的に判断をした上で、海外の口座に切り替えをするかご検討ください。

XMのレバレッジ設定

海外の口座で人気がある「XM」のレバレッジについてご説明致します。

XMでは、レバレッジ倍率を自由に設定できます。

下記の16種類が設定できますので、ご自身のスタイルに合わせて選択可能です。

888倍 1:888
500倍 1:500
400倍 1:400
300倍 1:300
200倍 1:200
100倍 1:100
66倍 1:66
50倍 1:50
25倍 1:25
20倍 1:20
15倍 1:15
10倍 1:10
5倍 1:5
3倍 1:3
2倍 1:2
1倍 1:1

上記のように、国内FX会社と比べて、大きなレバレッジが設定できます。

為替レートが「1ドル=125円」で「1万通貨」ドルを購入する場合、国内FX会社(最大の25倍)とXM(最大の888倍)の必要証拠金の差額は下記のようになります。

国内FX会社 125円 × 1万通貨 ÷ 25倍 = 5万円
XM 125円 × 1万通貨 ÷ 888倍 ≒ 1,408円
(小数点以下は切り上げ)
差額 48,592円

レバレッジにより、必要証拠金に「48,592円」の差があります。

また、最大レバレッジが「10倍」に規制された場合、更に差額は大きくなります。

国内FX会社 125円 × 1万通貨 ÷ 10倍 = 12万5千円
XM 1,408円
(上記と同様です)
差額 123,592円

高いレバレッジで取引するほど損失のリスクは高まりますが、XMでは「ゼロカット」と呼ばれる制度があります。

ゼロカットにより、預け入れた証拠金を超える損失がでないようになっております。

大きな損失が出てしまっても、証拠金を超える損失が出ないため、1回の取引で借金を負うリスクは殆どありません(元から借金をしている場合を除きます)。

何度も証拠金を預け入れ、ゼロカットが行われるという状態が繰り返されれば、借金を負う可能性があります。

まとめ

FXのレバレッジは現在最大で「25倍」ですが、規制強化により将来的に「10倍」に規制される可能性があります。

規制強化は「店頭FX業者」のみが対象であり、取引所FXは対象外であるとされております。

また、今回の対象はFX個人口座のみで、法人口座は規制対象外である可能性が高いです。

現時点では規制強化の時期は決められておらず、今後に公表されるのを待たなくてはいけません。

大きな損失により取引対象維持率が急落する可能性は減りますが、必要証拠金が増加し、取引枚数が減るため大きな利益が出辛くなる可能性があります。

特にプロのトレーダーの方は、反対意見をお持ちの方も多くいらっしゃいます。

この規制強化が実行された場合、海外の口座に切り替えるという方もいらっしゃいます。

海外FX会社は日本の金融庁の規制を受けず、高いレバレッジでの取引が可能です。

中でも「XM」は人気があり、最大で「888倍」のレバレッジが設定できます。

高レバレッジでの取引はハイリスクですが、XMにはゼロカットシステムがあり、大きな損失が生じにくくなっております。

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