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韓国ウォンを取り扱っているFX会社一覧と取引を行う際の注意点

      2018/08/28

FXでは、最初に取引を行う通貨ペアを選択する必要があります。

FXの取引通貨には、メジャー通貨からマイナー通貨まで様々な種類が存在します。

中には大韓民国ウォン(以下韓国ウォン)などもあり、実際に取引を行っているトレーダーの方もいらっしゃいます。

この記事では、FXで韓国ウォン取引を行う際の注意点や取り扱いFX会社一覧などについてご説明致します。

韓国ウォンと韓国通貨危機

FXなどで韓国ウォンを調べた際に、通貨危機といった話題を見聞きするケースがあります。

通貨危機とは、通貨の価格が何かしろの理由で下落し、それが経済活動に悪影響を与えてしまう状態を指します。

通貨危機を迎えた国の通貨は為替レートも急激に下落しますので、FX取引においても大きな影響があります。

韓国ウォンは、今までに2回通貨危機が訪れております。

  1. アジア通貨危機
  2. 韓国通貨危機

各通貨危機につきましたは。下記で詳しくご説明致します。

1.アジア通貨危機と韓国

アジア通貨危機当時のアジアの多くは、ドルと自国の通貨相場を変動相場制ではなく「固定相場制(ドルペッグ制)」としておりました。

【変動相場制と固定相場制のイメージ図】

当時のタイや韓国などもこの固定相場制であり、1995年のアメリカ経済政策によりアジアの通貨は上昇の一途を辿り、
特にタイの通貨である「タイ・バーツ」は、株式、債券、商品、金融派生商品などに分散投資し、高い運用収益を追求する投資信託である「ヘッジファンド」の投機対象として頻繁に買われていました。

その後、利益の出た投資家が、通貨価格が下がる前にタイミングよく保有通貨を売り始めた(売り抜け)あたりから、ヘッジファンドの間でタイ・バーツが過大評価されているという思念が生まれ、一斉に資金の引き上げが始まりました。

それと同時にヘッジファンドは、アジア通貨に対して更に利益を得るべく「空売り」を行ったのです。

【空売りのイメージ図】

空売りで利益を上げるためには、アジア通貨の価値の下落が必要となります。

【空売りで利益が上がる際のイメージ図】

その影響でヘッジファンドはタイ・バーツの価値を人為的に下げるために大量の空売りを行い、膨大な量のアジア通貨が一気に売り出された結果、買われる量を圧倒的に凌駕しタイ・バーツの価値が暴落しました(売り浴びせ)。

このタイ・バーツの暴落がきっかけとなり、次第にアジア全体の通貨価値も暴落し、各国で通貨危機が起こりました。

これが「アジア通貨危機」の概要です。

韓国も当時に影響を受けた国の1つであり、1回目のウォンの通貨危機が訪れました。

その後、韓国は1997年11月21日に「国際通貨基金 (IMF)」へ救済を申請しました。
(国際通貨基金 (IMF)とは、国際金融、並びに、為替相場の安定化を目的として設立された国際連合の専門機関のことです)

国際通貨基金 (IMF)と韓国は協議の末、1997年12月3日に資金支援の覚書を締結し、韓国に対してIMFによる経済支援が行われました(IMFによる韓国救済)。

2.アジア通貨危機後の韓国通貨危機

IMFによる韓国救済から10年後の2007年、世界各国で同時不況が起こりました(世界同時不況)。

それが発端となり、2008年に韓国ウォンの価値も大幅に下落しました。

その後、韓国はアメリカと「ドル・ウォン通貨スワップ協定」を結び、それを利用した為替介入により短期的に経済を持ち直しました。
(その後アメリカ以外のいくつかの国とも同様に通貨スワップ協定を結びました)

通貨スワップ協定とは、貿易決済や為替介入などに必要な外貨が不足した際に、協定を締結した国同士が事前に定めた上限額の範囲内で外貨と自国通貨を交換し合うことです。

これにより通貨危機などに陥った国は外貨不足を解消でき、経済の回復を行いやすくなります。

【通貨スワップ協定の仕組み】

しかし、2009年に韓国経済は大幅なマイナス成長となり、再び韓国ウォンの価値が下落してしまいます。

この2008年から2009年にかけての韓国ウォンの暴落が「韓国通貨危機」です。

韓国ウォンと円の価値の推移

FXトレードで韓国ウォンを扱いたい場合には、現在の韓国ウォンの価値を知っておくことも大切です。

各国の通貨価値はそれぞれの時期で異なるのが一般的であり、一様して固定されているのは稀です。

この項目では、韓国ウォンと円の為替レートの推移についてご説明致します。

ウォンの過去の円安・円高の推移

2008年頃から韓国ウォン安円高の傾向が始まり、その4年後の2012年には韓国ウォン安円高も頂点に達しました。

2012年の年次平均の為替レートは「韓国ウォン / 円(KRW / JPY) = 0.0709円」であり、最高円高となっております。

その後2013年から徐々に韓国ウォンの価値が上がっていき、2014年頃には年次平均「韓国ウォン / 円(KRW / JPY) = 0.1006円」まで円安傾向となりました。

韓国ウォン / 円(KRW / JPY)のレートの推移につきましては、下記のチャートをご覧ください。

(チャート出典はXE

現在、韓国ウォン / 円(KRW / JPY)は、韓国ウォン高円安傾向を保ったままレートが推移しております。

2015年~2018年現在の為替レートにつきましては、次の項目でご説明致します。

近年の韓国ウォン/円のレート推移

先ほど、現在は韓国ウォン高円安傾向にあると記載をしました。

実際近年の韓国ウォンと円の為替レートは、一様して2009年頃と比べて円安傾向が強くなっております。

下記は2015年~2018年までの韓国ウォン / 円(KRW / JPY)の為替レートのチャートと月別の平均価格です。

(チャート出典はXE

韓国ウォン/円の為替レートの推移(単位:円)
2015 / 1 2015 / 2 2015 / 3 2015 / 4 2015 / 5
0.1087 0.1079 0.1082 0.1101 0.1104
2015 / 6 2015 / 7 2015 / 8 2015 / 9 2015 / 10
0.1112 0.1075 0.1044 0.1015 0.1049
2015 / 11 2015 / 12 2016 / 1 2016 / 2 2016 / 3
0.1062 0.1039 0.0983 0.0943 0.0956
2016 / 4 2016 / 5 2016 / 6 2016 / 7 2016 / 8
0.0959 0.0929 0.0903 0.0911 0.0911
2016 / 9 2016 / 10 2016 / 11 2016 / 12 2017 / 1
0.0921 0.0922 0.0928 0.0981 0.0971
2017 / 2 2017 / 3 2017 / 4 2017 / 5 2017 / 6
0.0989 0.0997 0.0971 0.0998 0.0980
2017 / 7 2017 / 8 2017 / 9 2017 / 10 2017 / 11
0.0992 0.0971 0.0977 0.1000 0.1025
2017 / 12 2018 / 1 2018 / 2 2018 / 3 2018 / 4
0.1040 0.1039 0.0998 0.0989

2018年は3月時点までの平均レートとなりますが、「韓国ウォン / 円(KRW / JPY) = 0.1009円」程度の平均価格となっております。

韓国ウォンとスワップポイント

FX取引において利益を高めるためには、スワップポイント(スワップ金利)なども意識をしておく必要があります。
(金利スワップとスワップポイント(スワップ金利)は異なります)

この項目では、FXで韓国ウォンの取引を行う際のスワップポイントについてご説明致します。

ウォンのスワップポイントの注意

FX取引においてのスワップポイント(スワップ金利)とは、外貨預金における「金利」のようなシステムとなります。

ただ、スワップポイントでは必ず金利がプラスとなるとは限りません。

取引通貨によっては、スワップポイントがマイナスとなっている場合もあります。

スワップポイントはそれぞれの国の金利差で割合が決まるため、売りポジションと買いポジションのどちらかがプラス・マイナスとなるのが通常ですので、
ご自身が保有する予定のポジションのスワップポイントを事前にご確認ください。

現在、韓国ウォンを扱っている業者は、
「買いポジションを保有している場合にはプラス金利」
ですが、
「売りポジションを保有している場合にはマイナス金利」
となっております。

スワップポイントがマイナスの際には、ポジションを所有している間中、マイナス分の金利の支払いが発生します。

韓国ウォンを取引するリスク

FX取引では、どの通貨ペアで取引を行う際でも相応のリスクが存在します。

韓国ウォンを取引する際にも、様々なリスクを意識しておかなくてはなりません。

この項目では、FX取引における韓国ウォンのリスクなどについてご説明致します。

韓国ウォン取引のリスク管理

韓国ウォンは、今までに2度の通貨危機が起こっております。

韓国ウォンの通貨危機につきましては、同ページの「韓国ウォンと韓国通貨危機」に記載しておりますので、お手数をお掛け致しますがそちらをご覧ください。

このような経緯から、現在の韓国ウォンは少々不安定な通貨であり、流動性が小さいという問題点があります。

流動性が少ない通貨は調達コストが大きくなってしまうため、多くのFX会社が韓国ウォンの上場を休止してしまっているのが現状です。

そういった影響から、FXで韓国ウォンの取引を行う際には取引リスクが高いという点に意識が必要です。

韓国ウォンの取り扱いFX口座

現在、韓国ウォンを取り扱っているFX会社は少なくなっております。

数年前までは今よりも多くのFX会社が韓国ウォンの取り扱いを行っておりましたが、2018年現在、殆どのFX会社で上場休止となっております。

現在、韓国ウォンを取り扱っているFX会社は数社程度しかありません。

【韓国ウォンを取り扱っている主なFX会社一覧】

(IG証券でも韓国ウォンを取り扱っておりますが、「米ドル / 韓国ウォン(USD / KRW)」のみで対円取引は行えません)

韓国ウォンでFX取引を行う際の各FX会社の情報につきましては、下記をご覧ください。

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行の「Oh! FX」では、「韓国ウォン / 円(KRW / JPY)」の取引を行えます。

住信SBIネット銀行で韓国ウォンを取引する際の最低取引通貨単位・スプレッド・スワップは下記のようになります。

韓国ウォンで取引を行う際の条件
最低取引通貨単位 スプレッドの価格 スワップポイント
1,000万通貨 6.0銭 売り(円):-100
買い(円):50
(1取引あたり)
※2018年4月24日時点の情報

これらの情報は将来的に変更される可能性がありますのでご注意ください。

SBI証券

「韓国ウォン / 円(KRW / JPY)」の取引は、SBI証券(SBI FXα)でも行えます。

SBI証券で韓国ウォンを取引する際の最低取引通貨単位・スプレッド・スワップは下記のようになります。

韓国ウォンで取引を行う際の条件
最低取引通貨単位 スプレッドの価格 スワップポイント
1,000万通貨 5.8銭 売り(円):-100
買い(円):50
(1取引あたり)
※2018年4月24日時点の情報

これらの情報は将来的に変更される可能性がありますのでご注意ください。

SBI FXトレード

SBI証券とSBI FXトレードは名前が似ておりますが、実際は別のサービスとなります。

SBI証券は、ネット証券として株式や投資信託、債券、FXなど様々な金融商品を取り扱っているのに対し、
SBI FXトレードはSBIグループのFX専業会社で、FXのみを専門として取引を行えます。

SBI FXトレードで韓国ウォンを取引する際の最低取引通貨単位・スプレッド・スワップは下記のようになります。

韓国ウォンで取引を行う際の条件
最低取引通貨単位 スプレッドの価格 スワップポイント
100通貨 3.8銭 売り(円):-100
買い(円):50
(1取引あたり)
※2018年4月24日時点の情報

これらの情報は将来的に変更される可能性がありますのでご注意ください。

旅行時の韓国ウォンの外貨両替

韓国旅行を行う際には、日本円を韓国の通貨であるウォンに両替する必要があります。

外貨両替は、通常は銀行や空港、両替所などで行うのが一般的です。

上記の方法は、いずれも両替に対して手数料が掛かります。

この手数料を抑える際に効果があるのが、FX会社で外貨両替を行う方法です。

現在、外貨両替ができるFX会社はいくつかありますが、その中でも「マネーパートナーズ」の両替が便利です。

FX会社で外貨両替を行う際の手数料

外貨両替を行う際には、FX会社を利用しますと両替手数料を抑えやすくなります。

特に「マネーパートナーズ」は、事前に手続きをしておきますと、下記の4つの空港で韓国ウォンを受け取れます。

  • 成田空港
  • 羽田空港
  • 関西国際空港
  • 中部国際空港

両替手数料も、「1通貨(ウォン)あたり20銭 + 500円(空港受け取りの場合)」のみとなります。

例えば、10万ウォン分の両替を行った場合には「100,000ウォン × 20銭 + 500円 = 20,500円」が手数料となります。

一般的な銀行の手数料相当額は1通貨あたり2円~3円程度ですので、大体1/10程度の手数料で外貨両替を行えます。

まとめ

FX取引で韓国ウォンを選択する際には、取引に対するリスクを意識する必要があります。

通貨自体の流動性などの影響で、現在韓国ウォンを取り扱っているFX会社は殆どありません。

韓国ウォンでのFX取引では、ポジションによるスワップポイントなどにも十分な注意が必要です。

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