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FXの押し目と戻り目の意味とエントリーを判断する4つの方法

      2018/07/25

FXでトレードする際には、「押し目」や「戻り目」を意識する場合があります。

押し目や戻り目は、判断を誤れば利益を確定できません。

この記事ではFXの押し目や戻り目についてご説明致します。

FXの押し目と戻り目について

FXでは押し目や戻り目を意識した手法が存在します。

押し目や戻り目につきましては、下記の項目から順次記載しております。

FXの押し目と戻り目とは

FXでは「押し目」や「戻り目」と呼ばれるポイントがあります。

「押し目」は、上昇トレンド(アップトレンド)の中で、一時的にレートが下降した地点のことです。


上図の赤マルが押し目の例です。

「戻り目」は、下降トレンド(ダウントレンド)の中で、一時的にレートが上昇した地点のことです。


上図の青マルが戻り目の例です。

FXの押し目買いと戻り売りとは

FXの「押し目買い」と「戻り売り」についてご説明致します。

まず、「押し目買い」についてですが、上昇トレンドの際に調整する地点(押し目)で順張りエントリー(買い)することを意味し、再上昇した際に建てたポジションを決済します。


赤マルが押し目買い、オレンジのマルが利食いポイントであり、イメージとしては上記の図のようになります。

次に、「戻り売り」についてですが、下降トレンドの際に調整する地点(戻り目)で順張りエントリー(売り)することを意味し、再下降した際に建てたポジションを決済します。


青マルが戻り売り、オレンジのマルが利食いポイントであり、イメージとしては上記の図のようになります。

押し目買いや戻り売りは、レートが一時的に下降、上昇した地点でトレンド方向にエントリーして、再び上昇、下降した際に決済します。

そのため、一時的な下降・上昇分の利益も狙え、高値掴みや安値掴みを回避しやすくなります。

ただし、押し目や戻り目は必ず発生する訳ではありません。

あまりにも急な価格の変動では、押し目や戻り目がないままトレンドが終わることもあり得ます。

押目待ちの押目なし戻り待ちに戻りなしという格言があるほどですので、相場分析が重要です。

押し目や戻り目と転換点の判断

押し目や戻り目でエントリーする際には、転換点でポジションを建てないようにしなくてはいけません。

押し目や戻り目とトレンド転換点を判断する際には、ダウ理論の「明確な転換シグナル(トレンド転換シグナル)」を意識することで見分けやすくなります。

ダウ理論では、「押し安値」や「戻り高値」をレートが抜けた場合にトレンドが終わり(トレンドの定義は「トレンドラインとは」の項目に記載しております)、トレンド転換する可能性が生じるとされております。

「押し安値」とは「最高値の1つ前の安値」であり、「戻り高値」とは「最安値の1つ前の高値」です。

【上昇トレンドの終わり】

【下降トレンドの終わり】


上記のような場合は、そのトレンドが一旦終了したといえます。

しかし、トレンドが一旦終了したとしても、トレンド方向が反対になるとは限りません。

一旦終了したトレンドが再開する可能性もありますので、あくまでトレンド転換点となる可能性が生じている状態であるという点に注意が必要です。

エントリーを判断する方法

押し目買いや戻り売りをするのであれば、エントリーポイントを判断する必要があります。

エントリーのタイミングを判断するには、幾つかの方法があります。

エントリーポイントの4つの判断方法

押し目買いや戻り売りをする際には、エントリーポイントが重要となります。

エントリーのタイミングを判断するには、下記の4つの方法が挙げられます。

各方法につきましては、下記から順次ご説明致します。
(相場変動に一定なものはないため、確実な判断ができる訳ではありません)

水平線を使った判断方法

この項目では「水平線」を使ったエントリーのタイミングの判断方法について記載しております。

水平線とは

「水平線」とは、チャートの一定の価格を示したラインであり、安値や高値などの点に直線を引いたものです。

買い圧力が多いと予想される価格帯を「サポートライン」、売り圧力が多いと予想される価格帯を「レジスタンスライン」といいます。

【上昇トレンドの水平線の例】

【下降トレンドの水平線の例】

エントリーポイントの判断

水平線でエントリーのタイミングを決める場合、トレンド中の安値と高値が更新された後の「サポレジ転換」を狙ってエントリーポイントの候補とします。

緑マルがエントリーポイントの候補です。

【水平線で判断するエントリーポイント(上昇)】


水平線が接している最初の地点は「レジスタンス」であり、2番目の線に接している地点(上図の緑マル)では「サポート」に変わります。

このようなラインは「ロールリバーサルライン」と呼ばれ、緑マルの地点はサポートとレジスタンスが転換する地点となることが多く、押し目買いの候補となります。

下降トレンドの場合も同様の考え方で、「サポート」が「レジスタンス」に変わる地点が戻り売りの候補となります。

【水平線で判断するエントリーポイント(下降)】


注意が必要なのは、日足などは大きな変動となる可能性があるため、失敗時にはロスカットのリスクが高まるという点です。

小さな変動でも対応できる時間足などで、より小さな下降や上昇をした地点を狙うことでローリスクにトレードしやすいです。

トレンドラインを使った判断方法

この項目では「トレンドライン」を使ったエントリーのタイミングの判断方法について記載しております。

トレンドラインとは

買い目や戻り目のエントリーポイントは、ダウ理論に基づいたトレンドラインから判断できる場合があります。

ダウ理論では、下記のような状態を上昇トレンドと下降トレンドと判断します。

  • 上昇トレンドとは安値を切り上げて高値を更新している状態
  • 下降トレンドとは高値を切り上げて安値を更新している状態

上昇トレンドにラインを引く場合、安値となった地点を結んでラインを引きます。


下降トレンドにラインを引く場合、高値となった地点を結んでラインを引きます。


いずれも安値や高値が切り上げられた瞬間ではなく、高値や安値を更新した際に初めてラインが引けるという点に注意が必要です。

例えば上昇トレンドの場合、上記の2回目の安値地点ではなく、その後の高値を更新した時点で初めてトレンドラインが引けます。

エントリーポイントの判断

トレンドラインでエントリーのタイミングを決める場合、レートがトレンドラインに近づいた地点がエントリーポイントの候補となります。

緑マルがエントリーポイントの候補です。

【上昇トレンドラインで判断するエントリーポイント】

【下降トレンドラインで判断するエントリーポイント】


上図のように、レートがトレンドラインに近づけば、反発する可能性が高いです。

注意が必要なのは、実際にローソク足などでラインを引く際には、ヒゲまで対象として線を引くのか、実態を対象として線を引くのかを決めておくことです。

混同しますと判断が難しくなることもありますので、統一してラインを引いてください。

移動平均線を使った判断方法

この項目では「移動平均線」を使ったエントリーのタイミングの判断方法について記載しております。

移動平均線とは

押し目や戻り目は「移動平均線」を使ってエントリーのタイミングを判断する場合があります。

「移動平均線」とは、過去の一定期間の価格(終値であることが多いです)の平均をつないで引いた線のことです。

【上昇トレンドの移動平均線の例】

【下降トレンドの移動平均線の例】

エントリーポイントの判断

移動平均線でエントリーのタイミングを決める場合、レートが移動平均線に近づいた地点がエントリーポイントの候補となります。

緑マルがエントリーポイントの候補です。

【移動平均線で判断するエントリーポイント(上昇)】

【移動平均線で判断するエントリーポイント(下降)】


上図のように、レートが移動平均線に近づけば、反発する可能性が高いです。

注意が必要なのは、時間軸(30分足など)と移動平均線の設定によっては、エントリーのタイミングを判断し辛くなってしまうという点です。

確実という設定はありませんので、状況に合わせて時間軸と移動平均線の設定をする必要があります。

フィボナッチを使った判断方法

この項目では「フィボナッチトレースメント」を使ったエントリーのタイミングの判断方法について記載しております。

フィボナッチトレースメントとは

押し目や戻り目は「フィボナッチトレースメント」を使ってエントリーのタイミングを判断する場合があります。

「フィボナッチトレースメント」とは、トレンド発生時の安値と高値との値幅を比較して、逆行した割合からチャート分析する方法です。

【上昇トレンドのフィボナッチの例】

【下降トレンドのフィボナッチの例】


いずれも「0.0」と「100.0」の線を太くしております。

エントリーポイントの判断

フィボナッチでエントリーのタイミングを決める場合、レートがフィボナッチで反発した地点がエントリーポイントの候補となります。

緑マルがエントリーポイントの候補です。

【フィボナッチで判断するエントリーポイント(上昇)】

【フィボナッチで判断するエントリーポイント(下降)】


上図のように、フィボナッチでレートが反発しますと、直近の安値や高値を抜けて上昇、下降していきます。

フィボナッチを使うことで、押し目や戻り目とトレンドの転換点を判断でき、エントリーポイントを見極めやすいです。

押し目と戻り目の損切り

押し目と戻り目を判定し、エントリーする手法はありますが、必ず成功するとは限りません。

失敗時には大きな損失が生じる可能性もありますので、損切りを視野に入れることも大切です。

損失が拡大しないうちに損切りするには、損切りルールなどを決めて取引するほうが無難です。

損切り幅の設定方法

押し目買いや戻り売りでは、トレンド転換点でエントリーしたり、改めてトレンド方向に相場が動くまでに大きくレートが反対に変動したりすることがあります。

予想に反して一時的に動く場合は、資金に余裕があれば改めてトレンド方向にレートが動くまで待てますが、余裕がない場合やトレンド転換点でエントリーした場合は損切りが必要になります。

その際の損切り幅につきましては、エントリーしたポイントと同じ価格までレートが下降、上昇した際に損切りをするのが1つの目安です。

下記の図の緑マルでエントリーし、灰色の線のように相場が動いた場合、赤マルの地点が損切り候補となります。

【押し目買いの損切り幅】

【戻り売りの損切り幅】


ダウ理論では「安値を切り上げて高値を更新している状態」と、「高値を切り上げて安値を更新している状態」がトレンド発生している状態と定義されております。

エントリーしたポイントと同じ価格までレートが下降、上昇した際は、上記の基準を満たしておらず、トレンドの転換点となる可能性もあります。

状況に応じて調整は必要ですが、損切り幅の設定でお困りの際には、上記の点を踏まえてお考えください。

損失が拡大しないように、損切り幅を設定して取引すれば、大損のリスクを低減できます。

まとめ

押し目や戻り目は、上昇トレンドや下降トレンドの中で、一時的に反発して価格が下降(上昇トレンド)、上昇(下降トレンド)する地点のことです。

押し目でエントリーすることを「押し目買い」、戻り目でエントリーすることを「戻り売り」といいます。

押し目や戻り目でエントリーすることで利益確定をしやすくなるというメリットがありますが、エントリーのタイミングを誤れば、損失が拡大するデメリットもあります。

エントリーポイントを判断する方法は、下記の4つが挙げられます。

  • 水平線
  • トレンドライン
  • 移動平均線
  • フィボナッチトレースメント

相場変動を確実に予想することは難しいですが、上記を使うことで成功率を高められます。

予想に反して相場が動いた場合、損切りも必要となります。

損切り幅はダウ理論に基づいて決めるのであれば、エントリーポイントを抜けて下降(上昇トレンド)、上昇(下降トレンド)した地点が候補となります。

状況に合わせて損切り幅を設定する必要はありますが、上記が損切り幅の候補です。

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