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FXのミセスワタナベの意味についてとトレードする際の注意点

      2018/06/27

FXには幾つもの用語がありますが、その中の1つに「ミセスワタナベ」というものがあります。

「ミセスワタナベ」は個人名のようにもとれますが、実は他の意味を持った言葉です。

今回の記事ではこの「ミセスワタナベ」について記載致します。

FXのミセスワタナベについて

FXについて調べていると、「ミセスワタナベ」という言葉を見かけることがあります。

個人名のような単語ですが、FXなどの投資に深く関係する意味を持った言葉です。

この項目では「ミセスワタナベ」について記載しておりますので、参考にしてください。

まず、ミセスワタナベの意味とはどういったものなのかご説明致します。

ミセスワタナベの意味とは

FXはレバレッジをかけられるため、少額の資金で始められるというメリットがあります。

その影響により、現在FXは多くの個人投資家の方がトレードしております。

「ミセスワタナベ」は、個人の投資家のことで、日本人のFX女性投資家やサラリーマンなどが該当します。

「キモノトレーダー」とも呼ばれ、特に主婦層を中心としたFX初心者である女性投資家を意味する言葉と認識されることが多く、イギリスの経済紙である「エコノミスト」で「ミセス・ワタナベ」という言葉が使われたのが始まりです。

イギリスでは日本の姓の代名詞が「ワタナベ」であるため、この名前がつきました。
(FX以外の投資でもミセスワタナベは使われ、FXに対してのみ使う言葉ではありません)

2007年頃、東京のインターバンク市場の為替相場が、日本の昼休みの時間帯に方向性が反対に動くことがしばしばありました。

主にドル買い・円売りに動いていたのですが、原因は日本の主婦の方やサラリーマンの方が昼休みに一斉に注文をしていたことでした。


それが相場を左右するほどだったために世界中から注目され、プロの方もミセスワタナベを意識するようになりました。

現在でもミセスワタナベと呼ばれるトレーダーの方が存在します。

元祖ミセスワタナベである池辺雪子氏

ミセスワタナベは、主婦層やサラリーマンなどの個人投資家のことです。

主婦層にFXが知れ渡ったのは、池辺雪子氏の影響が大きいといわれます。

池辺雪子氏は、2002年から2005年までの3年間にFX取引で4億円以上の利益を出した日本人個人投資家です。
(池辺雪子氏は投資について取引以前から勉強しておられたため、普通の主婦の方よりもそういった方面の知識は豊富でした)

現在では累計8億円以上の利益を得ているFX女性投資家の方で、投資手法の教材の販売、セミナーも行っていらっしゃいます。

FXの元祖ミセスワタナベとも呼ばれ、日本人投資家の中でも有名な存在です。

池辺雪子氏は主婦トレーダーであり、この方の影響で主婦層からFXが注目されました。

しかし、ミセスワタナベと呼ばれるトレーダーの方は、投資初心者であることが多いです。

あまり戦略を練らず、実際の相場の動きを見るだけで取引する方も多くいらっしゃいます。

投資戦略を練って取引するミセスワタナベも存在しますが、一般的には初心者という印象が強いです。

その影響で、ミセスワタナベの取引には幾つかの特徴があります。

次の項目から、ミセスワタナベの特徴についてご説明致します。

ミセスワタナベの特徴について

ミセスワタナベは、FX投資初心者である主婦層の方々が中心です。

ミセスワタナベは初心者の方が多いゆえに、時間帯以外にも取引に一定の特徴があります。

ミセスワタナベには、下記の特徴があります。

これらにつきましては、下記から順次ご説明致します。

取引する通貨が偏っていること

ミセスワタナベは、取引する通貨にも特徴があります。

ミセスワタナベが話題となった2007年頃は主に「ドル円」が対象で、ドル円相場に影響が及びました。

日本の昼休みの時間帯にしばしば「ドル高・円安」となる現象が起こっておりましたが、これはミセスワタナベによってドル買い・円売りが行われたために発生しました。

現在では他の通貨で取引する場合も増えており、下記の外貨などもミセスワタナベが取引する機会が多いです。

  • 豪ドル
  • NZドル
  • トルコリラ

また、取引する通貨ペアは米ドル円やクロス円を対象とするのもミセスワタナベの特徴です。

ミセスワタナベは円が絡む取引を行う傾向がるため、外貨同士(豪ドル/米ドルなど)でのトレードはあまり行いません。

クロス円とは外貨(米ドルを除きます)と円の取引であり、「豪ドル円」や「NZドル円」などが該当します。

高金利通貨を取引し、クロス円となる背景には、スワップポイントが関係しております。

ミセスワタナベとスワポ狙いにつきましては、次の項目にて記載しておりますので、お手数をお掛け致しますがそちらをご覧ください。

スワポ狙いの取引に偏っていること

ミセスワタナベは、収益の得方にも特徴があります。

FXでは外国為替証拠金取引を行いますが、利益を得る方法は2つあります。

1つは為替差益を得るもので、もう1つはスワップポイントを得るものです。

スワップポイントは売買した両国の通貨の金利差によって得られる利息のようなもので、ミセスワタナベはスワポ狙いの投資を行う場合が多いです。

スワップポイントを狙った外貨買い・円売りの取引のことを「円キャリートレード」といいます。

前項目でも触れておりますが、ミセスワタナベが取引する「豪ドル」、「NZドル」、「トルコリラ」などは高金利通貨として有名です。

高金利であれば得られるスワップポイントが多く、スワポ狙いの運用に向いております。

その影響により、ミセスワタナベは高金利通貨を対象とすることが多いのです。

日本円は著しく低金利ですので、日本円を売って外貨を買うというのが基本的なトレード手法です。

取引が円の絡んだ通貨ペアになりやすいのも、スワポ狙いのトレードが多いためです。

スワップ派のトレーダーの方は多くいらっしゃいますが、ミセスワタナベは戦略を練った上でのトレードでない場合も多いです。

取引が逆張りに偏っていること

ミセスワタナベは、取引スタイルにも特徴があります。

通貨のトレードには「順張り」と「逆張り」があり、プロの方は戦略や状況に応じて2つを使い分けます。

ミセスワタナベは、「逆張り」をする傾向が強く、あまり「順張り」でトレードしません。

まず「逆張り」となってしまう理由に、スワポ狙いという点が挙げられます。

スワポ狙いでは、金利目的のためにチャートを意識せず、「買い」でポジションを建てます。

日本円を売って外貨を買うことで金利差が大きくなりますが、その影響で逆張りとなることがあります。

下記は高金利通貨である「豪ドル」、「NZドル」、「メキシコペソ」、「トルコリラ」、「南アフリカランド」の10年のチャートです。

【豪ドル】

【NZドル】

【メキシコペソ】

【トルコリラ】

【南アフリカランド】

(チャート出典はいずれもXE

上記のチャートを見ても、「買い」でポジションを建てれば、含み損が発生する時期があると分かります。

金利だけを意識しますと、本来「売り」で建てなくてはいけない場面でも「買い」でポジションを建てます。

これが逆張りに繋がります。

また、ミセスワタナベは個人で目安とする水準を定めている場合があります。

レートが安くなればすぐに買い、高くなれば売るという考え方でトレードした場合、少しの変動でも売買してしまいます。

その結果、逆張りとなってしまいます。

戦略を練った上でスキャルピング(数分でトレードする手法)を行っているのであれば有効な場合もありますが、ミセスワタナベはそうでない場合も多いです。

あまりチャート分析などを行わず、個人の間での相場観からトレードする傾向もありますので、それが影響するパターンもあります。

売買比率が買いに偏っていること

ミセスワタナベは、売買比率にも特徴があります。

FXでは「買い」と「売り」のどちらでもポジションを建てられます。

ミセスワタナベは、多くの場合「買い」でポジションを建て、「売り」から入ることは少ないです。

売買比率が「買い」に偏るのは、スワップポイントの影響が大きいです。

前項目などでも触れておりますように、ミセスワタナベはスワポ狙いが多いという特徴があります。

スワップポイントは低い金利の通貨を売って、高い金利の通貨を買うことで得られます。

日本円は極めて金利が低く、「売り」でポジションを建てれば多くの通貨ペアの場合でスワップポイントを支払わなくてはいけません。

スワップポイントを得るには、「買い」でポジションを建てる必要があります。

上記の経緯がありますので、ミセスワタナベは「外貨買い・円売り」の傾向になります。

ミセスワタナベの問題点について

ミセスワタナベは、世界中で話題となりました。

しかし、ミセスワタナベはその相場への影響力ゆえに、問題も抱えております。

その問題というのが、「ミセスワタナベ狩り」です。

「ミセスワタナベ狩り」につきましては、下記の項目でご説明致します。

ミセスワタナベ狩りとは

ミセスワタナベがトレードすることで、しばしば為替相場は反対方向に動きました。

海外でもこのことは報じられましたが、その後に「ミセスワタナベ狩り」と呼ばれる行動が起こりました。

「ミセスワタナベ狩り」とは、投機筋の方がミセスワタナベと反対の売買をして利益を得たり、ミセスワタナベのストップロスを狙ったりするトレードを行うことです。

投機筋とは短期売買で利益を得ることを目的とした投資家の方を意味し、多くの方がミセスワタナベ狩りを行いました。

2011年3月17日に一時期「1ドル = 76円台」の円高ドル安になりましたが、これは「ミセスワタナベ狩り」の影響であるといわれております。

「ミセスワタナベ狩り」では、ミセスワタナベが「カモ」にされた状態です。

このように、ミセスワタナベは「カモ」にされてしまうことも少なくありません。

ミセスワタナベがカモにされる理由

ミセスワタナベは現在も存在しますし、実際に利益を出している方もいらっしゃいます。

しかし、全体的には「カモ」にされることも多く、損失が生じるリスクも高いです。

理由は幾つかありますが、やはり最も影響するのは投資初心者の主婦層が多く、取引に特徴があるという点です。

ミセスワタナベの特徴について」の項目で記載しておりますが、ミセスワタナベには特徴があります。

特にミセスワタナベは初心者の個人投資家の方が多く、トレードに不慣れな方もいらっしゃいます。

特徴があり、素人の投資家の方であれば、プロの方などから絶好に「カモ」として狙われてしまいます。

下記の特徴が分かっていれば、ここを狙ってくるプロの方も多いです。

  • 時間帯(昼休みに注文する)に特徴がある
  • 取引する通貨に特徴がある
  • スワポ狙いになりやすい特徴がある
  • 逆張りをしやすい特徴がある
  • 売買比率(買いに偏る)に特徴がある


損失が生じてもトレード手法を変えないミセスワタナベも存在し、絶好の取引チャンスとなります。

ご自身が戦略なしにミセスワタナベの特徴に該当する際には、上記の点にご注意ください。

ミセスワタナベは海外でもいい意味で使われないことが多く、狙われやすいという点を意識する必要があります。

まとめ

FXトレーダーの中には、ミセスワタナベと呼ばれる投資家の方が存在します。

ミセスワタナベは個人名ではなく、日本人の主婦層やサラリーマンなどの個人投資家を意味します。

2007年頃、日本の昼休みの時間帯に相場がドル買い・円売りにしばしば傾くことがありましたが、この原因はミセスワタナベが一斉にトレードした影響でした。

主婦層がFXに注目したのは、3年間で4億円以上の利益を出した元専業主婦トレーダーの池辺雪子氏の影響が大きいです。

なお、ミセスワタナベには下記の特徴があります。

  • 時間帯(昼休みに注文する)が偏る
  • 取引する通貨が偏る
  • スワポ狙いに偏る
  • 逆張りに偏る
  • 売買比率が買いに偏る

上記の特徴から、ミセスワタナベは「ミセスワタナベ狩り」の被害に遭うことがあります。

「ミセスワタナベ狩り」は、主に投機筋がミセスワタナベと反対の売買をして、利益を得たりストップロスを狙ったりすることです。

カモとされてしまうこともありますので、注意が必要です。

 - FXとミセスワタナベ