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FXにおける各国の通貨の強弱などの特徴と取引通貨の選び方

      2018/08/28

FXは、環境さえ整っていますと誰でもすぐに投資を始められます。

FX取引を行う際には、取引を行う通貨の選択が必要です。

この記事では、FXにおける通貨の特徴や取引通貨の選び方などについてご説明致します。

FX取引時の通貨略称と単位の意味

FXトレードを行う際には、よく「USD/JPY」などといった表記を目にします。

これは、各通貨の名前であり、それぞれの略称と日本語表記が一致していない状態では、スムーズなトレードが行いにくくなる危険もあります。

通貨の略称と日本語表記

FXは「外国為替証拠金取引」という意味であり、外国為替を使った取引を行います。

よく取引時や為替レートの確認時には「ドル/円」などという表記が使われますが、FX会社によってはこれが「USD/JPY」などと略称表記されているケースもあります。

主な通貨と略称・日本語表記
通貨
AED アラブ首長国連邦ディルハム
AUD 豪ドル
BRL ブラジルレアル
CAD カナダドル
CHF スイスフラン
CNH オフショア人民元
CZK チェココルナ
DKK デンマーククローネ
EUR ユーロ
GBP 英ポンド
HKD 香港ドル
HUF ハンガリーフォリント
IDR インドネシアルピア
ILS イスラエルシェケル
INR インドルピー
JPY 日本円
KRW 韓国ウォン
MXN メキシコペソ
NOK ノルウェークローネ
NZD NZドル(ニュージーランドドル)
PHP フィリピンペソ
PLN ポーランドズロチ
RON 新ルーマニアレウ
RUB ロシアルーブル
SAR サウジリヤル
SEK スウェーデンクローナ
SGD シンガポールドル
THB タイバーツ
TRY トルコリラ
TWD 台湾ドル
USD 米ドル
ZAR 南アフリカランド

FX会社の通貨単位(ロット)の意味

1ロットとは、そのFX会社で取引をする際に指定されている最低取引単位の事です。

FX会社によっては、取引通貨によって1ロットの数が異なる場合もあります。

世界中で使われているFXの基軸通貨

基軸通貨とは、「国際通貨の中で中心的な役割を占め、国際間の貿易・資本取引などの状況で広く使用される通貨」の事です。

現在、基軸通貨として世界中で使われている通貨は「米ドル」です。


また、最近一部では、欧州の共通通貨であるユーロの力も強くなってきており、第二の基軸通貨として認識されるようになってきました。

FX取引時に、米ドルとユーロの動きが重要となるのは、世界中の通貨の相場に影響を及ぼすからです。

FXにおける通貨ペアの意味

通貨ペアとは、FXで売買する2国の通貨の組み合わせの事です。

「USD/JPY」、「米ドル/日本円」など、英語表記と日本語表記の2種類の表記方法があります。

通貨ペアの表示と強弱

通貨ペアでは向かって左側の通貨が「主軸通貨」、右側の通貨が「決済通貨」となるのが一般的です。

「USD/JPY」又は「米ドル/日本円」の場合、USD(米ドル)をJPY(日本円)で買うという意味となります。

FXでは通貨ペアの取引が基本ですので、どの通貨ペアで取引を行うのかの選択も重要です。

通貨の強弱は、主に下記の方法を使いますと知ることができますので、強い通貨と弱い通貨でペアを作る必要があります。

  • 前日比%を確認する
  • Mataf.net(マタフ)の「Currency-index」を使う
  • 通貨の強弱インジケーターを表示する

円高と円安の利益と損失の関係

FXでトレードを行う際には、「円安」と「円高」の際のポジションについても意識が必要です。

通常、FXでは円安となりますと「買いポジション」が利益となり、円高になりますと「売りポジション」が利益となります。

これに基づき取引を行いますと、円安・円高でも利益を出せるようになります。

FX口座で取引可能な主な通貨の特徴とリスク

世界の通貨には、それぞれ特徴があります。

それらを知っておきますと、実際のFX取引の際に、通貨ペアなどを選びやすくなります。

AUD(豪ドル)

AUD(豪ドル)は、高金利通貨の代表格です。

政策金利とインフレ率に敏感に反応し、相場が変動しやすいのも特徴です。

金・石炭・鉄鉱石などの資源が豊富という点から、資源価格や資源の輸出割合が多い中国の景気動向にも左右されます。

CAD(カナダドル)

カナダはアメリカが最大の輸出国です。

その影響で、アメリカの経済指標の影響を受けやすいのが特徴です。

カナダは原油輸出国のため、原油価格の根動きに相場が左右されやすいという側面もあります。

CHF(スイスフラン)

スイスは永世中立国であり、金融危機や地政学リスクなどが発生した際の「安全資産」と言われる通貨です。

その影響で、有事が発生した際に資金の逃避先として買われやすいという特徴があります。

CHF(スイスフラン)は、スイス国内の経済指標よりも世界の動向に相場が左右されます。

FXにおいて、価格変動が少なくスワップポイントの低いCHF(スイスフラン)は、「キャリートレード(高い金利の通貨を買い(貸し出し)、低い金利の通貨を売る(借り入れ)手法)」を行う方には人気があります。

CNH(オフショア人民元)

中国では、性質の異なる2つの「元」がありますが、FXでは、CNY(オンショア人民元)ではなく、CNY(オンショア人民元)が使われます。

中国の輸出先の第一位はアメリカであり、アメリカの輸入は中国が第一位です。

そのアメリカは貿易赤字となっておりますので、中国に対して人民元の切り上げを要求しております。

このような背景から、人民元は今後に長期間にかけて緩やかに上昇する期待されております。

EUR(ユーロ)

EUR(ユーロ)は第二の基軸通貨とも呼ばれるほどメジャーな通貨です。

ユーロは、ユーロ圏の金融政策を決定し、執行する欧州中央銀行(ECB)の動向に反応します。

欧州中央銀行(ECB)の他にも、ユーロ圏経済の牽引役である「ドイツ」、「フランス」などの経済指標の影響でも相場が変動するのが特徴です。

しかし、実際にはユーロ圏の隣国の経済変化などでも相場は変動しますので、値動きが激しくFX初心者には不向きな通貨でもあります。

GBP(英ポンド)

GBP(英ポンド)は、多くの個人投資家の方が取引を行っているため値動きが大きく、対ユーロとの取引量が大きい通貨です。

イギリスの金利動向やインフレ率に敏感であり、ユーロの景気が悪化した際には逃避先として買われやすいのも特徴です。

ユーロ相場の影響を受けやすいため、ユーロ圏の動きにも意識が必要です。

また、イギリスは原油輸出国のため、原油価格にも相場が左右されます。

GBP(英ポンド)は、高金利通貨ですので、「キャリートレード(高い金利の通貨を買い(貸し出し)、低い金利の通貨を売る(借り入れ)手法)」に使用される傾向があります。

HKD(香港ドル)

HKD(香港ドル)は、ドル・ペッグ制度(固定相場制)を採用しており、USD(米ドル)と香港ドル(HKD)の相場が固定されております。

USD(米ドル)が変動しますと、同じように相場が変動しますので、アメリカの経済指標などの確認も重要です。

中国の特別行政区であることから、中国の経済指標に影響を受ける場合も稀に存在し、HKD(香港ドル)で取引される香港市場で上場している中国株の取引の活況度に相場が反応する場合もあります。

なお、強い相関性があるため「HKD(香港ドル)/JPY(日本円)」と「USD(米ドル)/JPY(日本円)」は、pipsの桁は異なりますが、値動き自体はほぼ同じような動きをします。

NOK(ノルウェークローネ)

NOK(ノルウェークローネ)は、ユーロ圏諸国と地理的に近いため、ユーロの景気動向に相場が左右されます。

主要産業の石油・天然ガスの価格動向などの影響を受けやすいのも特徴です。

NZD(NZドル)

ニュージーランドは、オーストラリアと経済・政治での結びつきが強いです。

その影響もあり、NZD(NZドル)はAUD(豪ドル)と似た値動きをするのが特徴です。

ニュージーランドもオーストラリアと同様に、中国向けの輸出が多いため、中国の景気に相場が左右されます。

MXN(メキシコペソ)

メキシコは隣接するアメリカが輸出・輸入ともに最大の相手国であり、アメリカ経済の影響を強く受けやすい背景があります。

その影響で、USD(米ドル)/JPY(日本円)とMXN(メキシコペソ)/JPY(日本)は似たような動きをする傾向があります。

また、MXN(メキシコペソ)は、銀や原油・天然ガスなどの豊富な鉱物資源を持つ原油国通貨でもあります。

原油国通貨の相場は、エネルギー価格に左右されやすい上、MXN(メキシコペソ)はマイナー通貨でもあるため、激しく値動きする可能性が高い通貨です。

SAR(サウジリヤル)

SAR(サウジリヤル)は、アメリカとドル・ペッグ制度(固定相場制)を採っております。

ただ、サウジアラビアは、2014年から2016年にかけての急激な原油安の結果、景気、財政事情、国際収支が同時に悪化しました。

その結果、原油安の状態では売り込まれるという特徴があります。

SEK(スウェーデンクローナ)

SEK(スウェーデンクローナ)は、ユーロの財政に対して不安を持っている投資家の方が、ユーロの代替えとして取引する際に選択されるケースが多い通貨です。

相場は、スウェーデン経済やユーロ経済の影響を受けて変動しやすいのが特徴です。

スウェーデンは、欧州の主要市場であるドイツと時差がないため、ドイツのフランクフルト市場が動き始める「日本時間の15:00位」から値動きが大きくなる傾向があります。

SGD(シンガポールドル)

シンガポールには中央銀行が存在せず、金融政策はシンガポール通貨金融庁(MAS)が決定します。
(SGD(シンガポールドル)の相場は、貿易相手国の通貨と貿易量で決まるバスケット方式で決定されます)

SGD(シンガポールドル)/JPY(日本円)は、HKD(香港ドル)/円(JPY)と同じような値動き傾向があるのが特徴です。

TRY(トルコリラ)

TRY(トルコリラ)は、高金利通貨ですが、取引量が少なくマイナー通貨であるため、激しい値動きが起こりやすい傾向にあります。

更に、トルコはテロなどの中東問題を抱えており、イスラム組織やクルド人勢力などと紛争が起これば、地政学的なリスクとなります。

隣接するギリシャの経済危機の影響も受けやすく、隣国の経済危機や有事の際には大きな変動要因となりやすいのも特徴です。

USD(米ドル)

USD(米ドル)は、自国の金利動向に敏感です。

世界的に注目度も高く、取引量NO.1ですので、FXの取引通貨として選ばれる場合も多いです。

特に「有事のドル買い」という言葉通り、経済のバッドニュースや大規模な災害などが起きた際には、他国通貨が売られUSD(米ドル)が買われる傾向があります。


ただ、基軸通貨という側面から世界の政治・経済情勢以外にも、戦争やテロなどの影響で相場が変動する可能性があります。

ZAR(南アフリカランド)

ZAR(南アフリカランド)は、高金利通貨として人気です。

南アフリカは、金やプラチナの有名な産出国であり、他にもダイヤモンド、鉄鉱石、石炭、銅、といった豊富な鉱物資源を産出する資源国です。

その影響で、ZAR(南アフリカランド)は「資源国通貨」呼ばれ、石油や鉱物資源などの価格と相場が連動しやすいという特徴があります。

投資先として根強い人気がありますが、国内の政情不安では売られる傾向がありますので注意が必要です。

利益が出やすいおすすめ通貨の選び方

FXで効果的な通貨ペアは、ご自身のトレードスタイルによって異なります。

FX初心者の方は、相場を読みやすい通貨ペアを選択しますと、利益を上げやすくなります。

通貨を選ぶ際のポイント

取引量が多い通貨やトレンドが発生している通貨は、テクニカル分析をしやすく相場が読みやすくなります。

また、通貨ペアを選択する際には、「クロス円(「US8D米ドル)/JPY(日本円)」以外の円絡みの通貨ペア)」よりも、「ドルストレート(「USD(米ドル)/JPY(日本円)」や「EUR(ユーロ)/USD(米ドル)」など米ドルを含む通貨ペア)」のほうが、値動きが自然で分析しやすい傾向があります。

上記に加え、
スキャルピングを行う予定の方は、スプレッドが狭い通貨ペアを、
デイトレードやスイングトレードを行う予定の方は、トレンドが発生している通貨ペアを
選択するのが効果的です。

通貨の最大レバレッジの確認

FX会社によっては、選んだ通貨によってかけられる最大レバレッジが異なるケースがあります。

特にマイナー通貨の場合は、メジャー通貨よりも最大レバレッジが低く設定されている場合もあります。

まとめ

FX取引の際には、各通貨の特徴を知り、ご自身のトレードスタイルに合った通貨を選択することが大切です。

【相場が分析しやすい通貨の特徴例】

  • 取引量が多い
  • トレンドが発生している
  • ドルストレートの通貨ペア

特にFX初心者の方は、相場が読みやすく、ご自身に合っている通貨をじっくり探すことが大切です。

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