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主婦がFXをする3つのメリットと利益が生じた場合の扶養

   

FXはプロの投資家の方だけが行うものではありません。

現在では投資初心者である参加者の方も多くいらっしゃり、主婦の方もFX取引を行っております。

この記事では、FXと主婦についてご説明致します。

主婦がFXをする3つのメリット

主婦の方がFXをするメリットは、下記の3つが挙げられます。

空いた時間で取引できること

主婦の方は家事や子育てなどをするため、家にいる時間が長く、パソコンやスマホなどに触れる時間を取りやすいです。

空いた時間を有効に使って投資を行えますので、場合によっては主婦の方にFXは向いております。

子供がいる方や多くの家事労働がある方は自分の時間を作るのは難しいですが、1日中FXのチャートを確認する必要はありませんので、空いた時間を活用して取引を行えます。

副収入を得られること

現在ではインターネットの普及により、自宅にいながら収入を得やすくなりました。

FXは主婦の方がお小遣い稼ぎで始めることも多く、1つの副収入の形として注目されております。

ただし、FXは多くの専門知識が必要で、初心者の方が簡単に利益を出せるものではありませんので注意が必要です。

昼間は相場が緩やかであること

FXの相場は常に変動します。

今現在も変動をしておりますが、相場変動の度合いは時間帯によって異なります。

主婦の方がトレードする時間帯(昼間の場合)は、最も値動きが活発になる時間帯と比べて相場変動が緩やかで大きな損失が生じ辛いです。

その分大きな利益も出し辛いですが、比較的安全にトレードできるというメリットがあります。

これは「FXのアメリカ時間などの時間帯別の特徴と為替相場の傾向」の記事でも触れておりますが、あまりトレンドも発生しない時間帯となっております。

主婦がFXをする3つのデメリット

主婦の方がFXをする際には、当然にデメリットも存在します。

下記の3つが主婦の方がFXをするデメリットです。

大損して離婚の危機があること

FXは誰でも利益を出せるものではありません。

実際にFXで大損をして、借金を抱えてしまった方もいらっしゃいます。

大損で破産してしまえば、ご主人と離婚をすることにもなりかねません。

大損によって離婚されたご夫婦は実際にいらっしゃいますので、注意が必要です。

ご家族の生活に支障があるほどの大損をしないためにも、堅実な運用が求められます。

低レバレッジで大きな損失を抑えるように運用し、1ヶ月に使う資金も決めておき、ご家族の生活に支障が出ないようにすることが大切です。

また、投資初心者である主婦の方は「ミセスワタナベ狩り」の被害に遭う可能性もありますので、ご注意ください。

確定申告と納税が必要であること

FXで得た利益は、主婦の方の所得となります。

専業主婦の方などは本来確定申告も納税も必要ありませんが、所得があれば一定の税金を納めなくてはいけません。

「脱税」は犯罪ですので、FX所得に対して確定申告と納税が必要になります。

扶養について確認が必要なこと

主婦の方はご主人の扶養に入っていることが多いですが、扶養に入っておくためには条件があります。

年間収入や所得が一定の金額以下でなければ扶養に入れませんので、多くの所得がある場合には注意が必要です。

扶養につきましては、「主婦の方の扶養について」の項目でご説明致しますので、お手数をお掛け致しますがそちらをご覧ください。

主婦に向いているFX手法

この項目では主婦の方に向いているFX手法について記載しておりますが、必ずこれが有利ではないという点に注意が必要です。

大切なのはご自身がトレードしやすい手法を見つけることですので、一例としてご覧ください。

スキャルピングなどの短期売買

FXには「スキャルピング」と呼ばれる手法があります。

スキャルピングは、数秒から数分の間に何度も数銭から数十銭の利幅を狙ってトレードするFXの手法です。

スキャルピングは、1度に得られる利益は少ないですが、その分損失が生じた場合に大損するリスクも少ないです。

ただし、スキャルピングで利益を出すには、多くの知識が必要です。

また、資金管理やリスク分散ができるのであれば、スワップ運用も主婦の方に向いております。

頻繁にトレードせずにスワップポイントが得られますので、時間的にもゆとりが持てます。

こちらも専門知識が必要ですので、ご注意ください。

主婦の方の扶養について

FXで通貨を売買して得た利益は、主婦の方の所得となります。

主婦の方が収入を得た場合、扶養から外れる可能性があります。

扶養とは

主婦の方は、ご主人の扶養に入っている方が多いです。

扶養に入っていることでご主人の所得から一定額が控除されたり、主婦の方の保険料の負担が減ったりします。

扶養には下記の3種類があり、それぞれ外れる基準は異なります。

税法上の扶養
税法上の扶養は、平成29年度税制改正によって2018年1月1日以後から被扶養者となれる年間年収や所得が拡大され、世帯主の方の給与収入に規制がされました(所得税の場合です)。
詳しい内容につきましては、次の項目から順次ご説明致します。
健康保険上の扶養
主婦の方はご主人の健康保険・年金の扶養に入っている可能性が高いです。
健康保険・年金の扶養は、主婦の方の年収が「130万円未満」でなければ入れません。
2016年10月からは、下記に該当する場合、「106万円」でも扶養から外れます(ご自身で厚生年金と健康保険に加入しなくてはいけないためです)。
  • 週に20時間以上勤務すること
  • 勤務期間が1年以上であること
  • 従業員が501人以上の企業であること
健康保険・年金の扶養から外れますと、ご自身で保険と年金に加入して保険料を支払う必要があり、大きく負担が増えます。
扶養に入っている場合、主婦の方(配偶者の方)は健康保険と年金の保険料を支払う必要がありませんので、ご主人の分だけで保障されております。
ご主人の会社の扶養
会社によっては、独自に扶養の制度を定めているところもあります。
その会社内だけで適用されるものですが、FXで収入がある場合には注意が必要です。

配偶者控除とは

配偶者控除は、専業主婦の方の年間合計所得が「85万円」までであれば適用(所得税)されます。

パート収入がある主婦の方は、FXの利益と合わせて「年収150万円(給与控除があるため)」までであれば適用(所得税)されます。
(上記は2018年1月1日以後から適用されたもので、それ以前は「年間所得38万円(年収103万円)」まででした)

ただし、給与収入が「50万円」、FX利益が「100万円」などとなった場合、給与控除は給与収入のみから控除できますので、FX利益「100万円」が所得となり配偶者控除は受けられずに配偶者特別控除を受けることになります。

住民税につきましては、市町村によって異なるため、お住いの市町村でご確認ください。

配偶者控除を受けた場合、扶養者の方(ご主人などの世帯主の方)の年収によって被扶養者の方(配偶者の方)は下記の控除を受けられます。


配偶者控除を受けた場合、扶養者(ご主人)の方の年間所得から「38万円」を差し引いて課税対象としますので、節税に効果があります。

主婦の方は確定申告をする必要もなく、税金も支払う必要はありません。

特別配偶者控除とは

配偶者特別控除は、専業主婦の方の年間合計所得が「123万円」までであれば適用(所得税)されます。

パート収入がある主婦の方は、FXの利益と合わせて「年収201万円(給与控除があるため)」までであれば適用(所得税)されます。
(上記は2018年1月1日以後から適用されたもので、それ以前は「年間所得76万円(年収141万円)」まででした)

ただし、給与収入が「30万円」、FX利益が「171万円」などとなった場合、給与控除は給与収入のみから控除できますので、FX利益「171万円」が所得となり扶養から外れて控除は受けられません。

特別配偶者控除を受けた場合、扶養者の方(ご主人などの世帯主の方)の年収によって下記の控除を受けられます。
(住民税も所得税の場合と同様に所得や年収によって控除額が定められておりますが、市町村によって異なる可能性がありますので、お住いの市町村でご確認ください)


改正前は「年間収入141万円(年間所得76万円)」まででしたので、大きく範囲が広がりました。


出典:財務省ウェブサイト(https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/income/b07_1.pdf

配偶者特別控除の場合、主婦の方は確定申告と所得税などの納税が必要です。

パート収入がある場合、パート収入「150万円以下」で、FXの利益が「20万円以下(他に雑所得がない場合)」であれば、扶養から外れることはなく、確定申告も不要です。

ただし、非課税であっても控除額が減る可能性(配偶者控除を受けられない可能性)はありますので、ご注意ください。

詳しくは「パート収入のある主婦の場合」の項目でご説明致します。

ご主人の扶養から外れた場合の税金

主婦の方(配偶者の方)がご主人の扶養から外れた場合、税金に影響があります。

この項目では、下記の2パターンの場合の計算例をご紹介致します

上記の計算例では、ご主人の所得税の増加分と配偶者の方の税金について記載致します。

専業主婦の場合

専業主婦の方はパートなどをしていないため、給与控除がありません。

給与控除がなければ、FXで年間に「85万円」を超える所得を得れば配偶者控除を受けられなくなります。

更に配偶者特別控除も、年間所得が「123万円」を超えれば受けられず、その際には扶養からも外れてしまいます。

計算する条件
ご主人の年収 540万円
(課税所得金額は232万円)
配偶者の方のFX所得 86万円
ご主人が受けられる控除 配偶者特別控除36万円
以前の控除 配偶者控除38万円

【税金の計算】


上記の場合は扶養から外れることはなく、配偶者特別控除が適用されます。

ご主人は所得から控除できる金額が減りますので、「2,000円(100円未満を切り捨て)」多く所得税を納税しなくてはいけません。

配偶者の方も年間の合計所得が「85万円」を超えますので、確定申告と「174,700円(100円未満を切り捨て)」の納税が必要となります。

パート収入のある主婦の場合

パート収入のある主婦の方は、給与収入から給与控除を差し引けます。

給与控除があれば、パートとFXの収入を合算した金額が「年収150万円以下」であれば、配偶者控除が適用されます。

配偶者控除の条件を満たしていなくても、配偶者特別控除は「年収201万円以下」であれば適用されます。
(ただし、給与控除は給与収入のみに対して有効ですので、給与収入「20万円」、FX所得「130万円」の場合などは、扶養から外れて配偶者控除も配偶者特別控除も受けられません)

計算する条件
ご主人の年収 630万円
(課税所得金額は322万円)
配偶者の方(主婦の方)のパート収入 150万円
配偶者の方(主婦の方)のFX利益 20万円
ご主人が受けられる控除 21万円
以前の控除 配偶者控除38万円

【税金の計算】


上記の場合は扶養から外れることはなく、配偶者特別控除が適用されます。

ご主人は所得から控除できる金額が減りますので、「17,300円(100円未満切り捨て)」多く所得税を納税しなくてはいけません。

配偶者の方のパート収入は「150万円」、FX利益は「20万円」であるため、扶養から外れることはなく、FX利益の確定申告も必要ありません。

ただし、収入の関係から配偶者控除は適用されないという点に注意が必要です。

合計で年間収入が「170万円(所得は105万円)」ですので、配偶者特別控除が適用されます。

まとめ

主婦の方がFXをする際には、メリットとデメリットがあります。

それらを比較してからトレードを始めるようにし、実際に取引する際にはご家族を優先しながら行うことが大切です。

大損して借金になれば、ご家族に大きな迷惑をかけます。

離婚に繋がる可能性もありますので、堅実な取引をしなくてはいけません。

小さな利益を狙うスキャルピングが比較的安全に取引できますが、主婦業と両立するにはご自身に合ったトレードスタイルを見つけることが重要です。

FXで利益を得た際には確定申告が必要な場合もあり、扶養や税金に関してご存じであるほうが無難です。

税金や扶養を意識してトレードすることで、より損する機会を減らせます。

 - FXと主婦